別れ | リンパ腫だって生き延びる〜ずっと、ずっと〜

リンパ腫だって生き延びる〜ずっと、ずっと〜

2015年3月 悪性リンパ腫の診断を受け
R-CHOP 6クール+R単体2クール実施
10月に寛解となり 6年半の経過観察を経て 2022年に終了
2016年2月 冠攣縮生狭心症の診断を受け現在も経過観察中
リンパ腫の再発の不安は吹き飛ばして前向きに人生を楽しみたいと思います



しばらくぶりのブログ更新です

去る3月10日に 実父が死去し、その後葬儀などで忙しくしていました
いつも思うのですが、やはり弔事は疲れます

父は、いわゆる有料老人ホームに
約2年半ほど入居していましたが、
昨年末あたりから、徐々に衰弱してきて
今年のお正月はまだ自分で食事できていたのですが、2月の私の入院騒ぎがあった頃から
食事も取れなくなり、ほとんど寝たきりでした

亡くなる数日前に、往診に来ていただいている医師から、かなり衰弱していて栄養も取れなくなっているので、このままだと老衰による自然死を迎えるだろうと言われていました

特に病気というわけでもなく、
医療行為はないので、最後は延命のための
点滴くらいしかないと言われましたが
本人が点滴はイヤだというので
それもせずに、結果、自然死を迎えました

認知症も発症していないので、
アタマはしっかりしていて
ぼんやりですが、会話もできたので
本人いわく「悔いはない、これでしまい(終わり)にする、あとはよろしく」と
わかっていたようでした

亡くなった時は、車椅子で
そのまま眠った様だったそうです

父は87歳で永眠
平均寿命を超え、歳に不足はありません
若い頃はゴルフが趣味でしたが
年老いてからは、これといった趣味もなく
ホームに入居してからも静かに居室で
過ごすことがほとんどでした

夕食に晩酌するのが唯一の楽しみくらいでしたが、
ホームの職員の方によれば、マイペースで
ゆっくり過ごされていましたよと聞いて
良い晩年だったと思います


そして、最後は静かに
何ら苦痛もなく、自分で人生の幕を閉じることは
なかなかできないことだと思いました



葬儀には、長く疎遠となっていた
父の兄弟が遠方から来てくださり
最後のお別れをしてくれました

寂しくはなりますが、これも寿命

いつかは別れがやってきます

私の母はもう既に亡くなっているので
これで両親を無事 おくることができました

そして父の尊敬すべきことは
私たち子供には、一切金銭の負担もかけずに自分の老後を過ごしたこと。
(私には老人ホームに入居する財政はないでしょう(T . T)

もうひとつ。
父は二十年ほど前に 胃がんを発症し
摘出術を受けましたが、以後一度も再発せずに 何の疾病も発症しなかったこと

これはすごいです


きっとまたいつか、父と会える時がくると思います
まだまだずっと先です
私はそれまで人生、たくさん楽しみますからね(^^)