昨日の記事でも書いた焼き芋と太刀魚の組み合わせ。

理由は太刀魚を買った魚屋にあります。

 

ヨコワか鮟鱇をリクエストしましたが入らず、

その代わり太刀魚を1匹仕入れていただきました。

 

まあ、これは想定内。

魚ばかりは当日にならんと入手の可不可は不明です。

 

で、、いつものようにぐるりと店内を見てみると、、

ど~~見ても植物な外観のモンがボコっと置いてあります。

 

魚屋に植物の商品って違和感抜群🤣🤣🤣。

勿論お店の人に聞いてみました。

 

「台湾産の冷凍焼き芋」

 

は?!へ??何で魚屋で焼き芋やねん??

しかも台湾産って??

仕入れ元に押し付けられたんか??

詳細は不明です。

 

一瞬あのオレンジの芋かぁ~と期待しましたが、

すかさず「安納芋タイプ」と言われ脆くも崩れ去りました(笑)。

いくら芋嫌いでも水分多めで甘さもそこまで強調しない

オレンジのんやったら欲しくなったもんで。

 

そらそうやなぁ、

知名度低いモン売れんから台湾側も売らんわなぁ。

 

常連サービスでいただけた、という事です。

 

有難いのですが

大の日本人向けの甘くて澱粉質大量なさつま芋嫌い😅。

 

とにかく好みの味に近づけて芋を食ってやろう。

太刀魚×焼き芋、再び思い付きました。

 

アッシェパルマンティエのイメージで肉を太刀魚に換え、

ポンムドテールのピュレを焼き芋にしてみよう。

フランスでもイマドキは結構さつま芋を食べてるようですし、

先日行ったビストロでもさつま芋のピュレが出てきたからかなり普通かも。

上中央の黄色いヤツ。

 

そうそうヴルーテも定番になりつつあり。

 

今回は完全「洋」にすべく昆布は使わず風味付けはシェリー酒で。

こんな風にしてみました。

 

材料は安納芋タイプの焼き芋74g・ニンニクみじん切り1カケ分・

シェリー酒5cc・塩小さじ1/4・胡椒少々・バター3g・

太刀魚30g切り身2枚・塩胡椒各少々です。

 

太刀魚は脂っこかったのでペーパータオルでくるみ、

冷蔵庫で数時間放置してしっかりと吸わせます。

 

この間にピュレを。

鍋にバターとニンニクを入れて弱火にかけ香りが立ってきたら

シェリー酒・焼き芋・塩小さじ1/4・胡椒少々を加え、

潰しながら混ぜていきます。

 

そのままゆっくり耐熱ゴムベラでこそげながら火を通していき、

沸騰してシェリーのアルコールが飛んだぐらいで火から下ろし

冷まします。

 

食べる直前に太刀魚に塩胡椒各少々を揉み込みます。

 

グラタン皿等に上記ピュレの半分を敷き

太刀魚を重ならないよう並べ残りのピュレで太刀魚を覆います。

yakiimo tatiuo2

 

180℃のガス高速オーブンで17分焼けば完成です。

太刀魚に火が通ればオッケー、温度と時間は目安です。

yakiimo tatiuo1

 

これも大成功😁!

昆布が入らない分やっぱり旨味に少々欠けるとはいえ、

太刀魚からのエエ旨味を存分い吸い込み、

シェリー酒とニンニクで風味激増、

程良い塩気と胡椒の辛味にバターでベタっとした甘さが和らぎ、、

 

フランス料理のイメージまんま出来上がり( ̄▽ ̄)。

 

太刀魚は蒸し焼き状態だったので身はフックラとし、

勿論臭みは無く美味しさだけがありました。

 

が、ここではすっかり脇役に。

その旨味と程良く抜けた脂で焼き芋を引き立てる事に徹してます。

 

うん、こんな魚の役割もエエなぁ。

何より大の苦手な食材をここまで美味しいと思えるよう

仕上げられたのが嬉しかったです!

 

よく付け合わせに芋や豆のピュレを添えてあるのん、

肉や魚の旨味を存分に吸わせてより

美味しく食べられるようにしてるねんなぁ。

 

さすがグルメなフランス人のやるこっちゃ。

 

色々な美味しさの重なりを存分に楽しめる

こんな焼き芋と魚の食べ方もおススメです^^

 

焼き芋だとピュレにする手間がほぼ要らず、

思い立ったらすぐ作れて後はオーブンにお任せ、

簡単で普段のお家ご飯にホンマピッタリですよ~。