●【私の黒歴史その3】あー、やっぱり日本語でも同じなのね。
こんにちは～(^O^)／文章コーチ300人以上、
書くのが苦手でも、文章で夢を叶えた人が続出中！
二人三脚よりそい文章コーチ、西山千登勢です。
・・・と明るく始めた昨日からの
「黒歴史シリーズ」。
クリスマスだってのに
暗いお話をお届けしております。
それというのもサンタがアナタにお贈りしろ、
というので（マジか！）
もう少々、お付き合いくださいませ。
伝わる文章を
書けるようになりましょう、
とお伝えすると
「書けなきゃダメなの？」
「今は短いメッセージでいいじゃない」
とおっしゃる方もいます。
そう、そこのアナタ！
確かに今はSNSが発達しています。
短いメッセージでもいいじゃない？
って気持ちもわかります。
それでも私は声を大にして言いたい！！
伝わる文章は書けるほうがいいんです。
それが何語であっても。
「書ける」が人生を救うこともあるから。
これは私の経験から導き出した答えです。
前回の続きとしてお読みください。
南半球から、えいやっと無謀に日本に戻った後。
私は前職でやり残した
プロジェクトサポートを終え、
日本の商社から
外資系ITジャイアンツへと転職しました。
仕事内容は人材育成の予定だったのですが、
しばらくすると採用担当に異動。
そして目のあたりにしたのです。
「やっぱり日本語でも『伝わる文章』が
書けないと、未来が無いのね」という現実を。
その会社は常に人を募集していました。
もちろん職種は様々です。
基本、人事は担当エリアごとに
応募者全員の書類に目を通し、
経歴その他の要素でスクリーニングの後に
ご本人とコンタクトを取ります。
ここに私がいました。
私がコンタクトをとると、
熱くIT業界の未来を語る方
、
自分の能力を精いっぱい使って
社会インフラ化している
IT業界をリードしたい方
、
ITジャイアンツで
実現したい夢を語る方など
、
とても魅力的な方々が
たくさんいらっしゃいました
。
そんな方々については
「イチオシ」フラグをつけて
上司に書類を回しました
。
でもそのうち8割が✖
。
「なんで？」と問う私に上司は言いました。
「だって、そんな熱意が書類には書いてないじゃないか」
。
確かに。
JIS規格の履歴書には熱意は十分に書けません。
だからその会社では自由に「職務経歴書」や
「志望動機書」を添付できるようになっていました。
これ、英語圏では当たり前の書式なのですが
当時はまだ日本に浸透していませんでした。
そのため、あんなに熱意のある方々でも
書いてあることは、とおりいっぺんの
「御社で私の力を発揮したいと存じます」
。
これでは確かにその方の熱意も、
未来への希望も何も伝わりません。
日本語でいいから、もっと自分の熱意を
「伝わるように」書いて欲しかった
。
しかもそのITジャイアンツは基本、
アメリカのヘッドに
新規採用を認めてもらわなければ
ならないのです。
だからこそ、志望動機には
並外れた熱意が無ければ通りません。
いくら私がコンタクトをとって
本人の熱意を聞いていたとしても、
応募者本人が書いていない文章を
勝手に書き加えるわけにもいきません。
ということで、
あんなに熱い志を持った方もボツ
。
あえなく「この度はご希望に沿えず・・・・」の手紙を送る毎日。
もっと、もっと自分の思ったことを
相手に伝わるように書けばよかっただけなのに！
熱意はたっぷり持っていたのに！と
返信封筒を見つめて
ため息をつく日々でした
。
「伝わる文章術」が確立するまでの
「黒歴史」はまた明日
。
・・・いつまで続くんだ、黒歴史！
呆れずにお付き合いいただけたら嬉しいです
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