日曜日から、イタリアに来ています。
こちらに来てからの新習慣があります。
それは、朝、5時半に起きて、支度して、
ブログを書いて、街を50分ほど散歩すること。
この朝の散歩が楽しいのです。
ぐんぐん歩きます。
散歩ですから、目的などなく、
ただ、街を眺めながら、
ただ、歩き続ける。
戻る時間だけ決めて、
それ以外は、ノールール。
基本は、大通りを、
できるだけ、遠回りして歩いていきます。
日本で仕事をしている時には、
つねに最短距離、最小時間で移動しています。
それが、こちらでは、つねに遠回り、寄り道。
同じ道でも、夜と朝では、全然景色が違う。
人通りの多さも全然違う。
印象が変わる。
同じ道でも、行きと帰りでは、全然景色が違う。
こんな建物があったのか!
さらに、迷子になってみる楽しみがあります。
少し時間に余裕がある時には、
迷子になる程、回り道。
あえて、ネットの繋がるスマートフォンを持たずに、
本能で、ホテルまで帰ってくる。
迷子になりそうになると、
本能が研ぎ澄まされます。
時間に余裕がある時とはいえ、
やはり、今いる所がわからなくなると、焦ります。
その焦る感覚がいいのです。
日本で、仕事に向かう時、
迷子になってしまうと、これは軽い事故ですが、
旅行中で、しかも、安全な大通りを歩いている限りにおいては、
迷子は、イベントです。
ナポリよりも、ぐっと道が複雑なフィレンツェ。
道の分の角度が90度ではないので、方向感覚が失われやすい。
これからの散歩、ちょっとワクワクしています。
ただ、頼もしい目印があります。
それがこれ。
ポンテベッキオ。
ベッキオ橋です。
フィレンツェの名物。
ホテルは、この近くなので、
ここまで戻ってこられたら、大丈夫。
道に迷っても、最後は、ここへの生き方を聞けばなんとかなる。
たとえ、言葉は通じなくても、
「ポンテベッキオ!」と言えば、なんとかなる。
さぁ、ワクワクして出発します。
知らない街で、遠回りして、迷子になる
無料の楽しいアクティビティ、スタートです。