幸せの国ブータンは国内の自動車を日本のメーカーの協力の元、全てEV(電気自動車)にすることを目指すそうな。
EVは静かで実はとても加速が良い。
内燃機関特にガソリンエンジンは、低回転時のトルクが細いため低速域は力が無い上、燃費が悪い。その点電気モーターは基本的には低回転時でもトルクが変わらないので、低速域でも力がある上、エネルギー効率も悪くない。構造もシンプルで排気ガスもゼロだ。
じゃあ、欠点無いの?・・・最大の欠点は充電に時間がかかること。フル充電には数時間。急速充電で70%とか80%充電でも30分はかかるようです。連休の高速道のガソリンスタンドはよく給油待ち渋滞が発生するが、EVなら恐ろしいことになりそう。
つまり、EVは奥様の買い物車で近場を走るためなら成立するが、長距離移動等には事実上対応できないのが現状です。
じゃあ、ブータンは?
実はブータン国内の自動車保有台数(商用車含む)はせいぜい50,000台程度と思われます。これは日本でいうと大体、人口10万人の都市の自動車保有台数くらいです。すなわちインフラ整備も全然少なくて済むのです。また、恐らく日本人よりずっと時間感覚はゆったりしているはずで、充電待ち30分とか恐らく平気でしょうね。
それとブータンは豊富な水資源のおかげで実は電力輸出国なのです。なので油を輸入するよりも国内で賄える電気の方がエネルギー政策的にも都合がよいのです。
小国寡民のブータンなればこその政策ですね。
ところでわが日本ではもうすぐ燃料電池車が市販になります。市販価格が700万とも800万とも言われていますが、なんと国から補助金が300万とかでるとか・・・・
そういえば、以前エコカー補助金なるものがあって、役所の決めた基準さえ満たせばレクサスだろうが1500万のベンツだろうが補助金がおりました。
我が国の官僚の考えることは所詮このレベルかと思うと情けないやら恥ずかしいやら、そら財政破たんする訳ですよ。
先のブータンの例は、エネルギー政策としてのEV化で国家戦略です。
1500万のベンツを買う大金持ちに税金から補助金を出すことの国家戦略上の意味ってなんでしょうね。