●コロナ禍で少女たちに何が起きているか。「包括的性教育」を学ぶ | 西の なお美 トランジション日記。
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府中市議会議員 西の なお美 のつれづれ日記。
持続可能な地域社会への移行。
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『コロナ禍で少女たちに何が起きているか〜人権を尊重した性教育を考える』学習会に参加。

NPO法人ピルコン染矢明日香さんのお話を聞きました。

コロナ禍で、女性の生きづらさが様々な場面でさらされました。

染矢さんのところに寄せられる中高生からの相談も、昨年3月の緊急事態の際に倍増。

女性からの年間で1000件ものメール相談が寄せられているそうです。

 

活動の一つとして「緊急避妊薬」の市販化を求める活動もされています。

https://www.change.org/afterpill

アフターピル(緊急避妊薬)は、避妊に失敗したというだけでなく、性被害などの緊急時に一定期間内に服用することで、100%ではなくとも高い確率で妊娠を防ぐことができる薬です。女性を守る最後の手段となるとも言えるアフターピルですが、そもそも中高生など、若い人たちに避妊についての知識がなく、アフターピルもかなり入手しづらいものです。思いがけない妊娠や中絶で傷つく女性を救うために活動されています。

 

ピルコンの紹介ビデオで、わあ❤️と思ったのが「人生をデザインするための性」という言葉。

女性にとって、妊娠・出産というのが生き方に大きく影響します。

さあ、社会で活躍したい!という時に思いがけない妊娠で戸惑ったり、場合によっては若くて知識がなかったばかりに、希望の進路を諦めたという人もいると思います。

 

女性が自分の人生を自分で決めていきたいと思った時に、性の問題が大きな壁となって立ちふさがることがあるのだと感じています。

 

 

今回の講演会で紹介していただいた動画があります。

https://youtu.be/nBnQ5Zy4P7g

これを見て、3年前に開催した、オランダの性教育についての学習会を思い出しました。

https://ameblo.jp/nishinonaomi/entry-12500033050.html

 

オランダの性教育として、就学前から子どもたちに「NO!」と言えるように教育をしていくことから始まるということでした。

性についてもオープンに語ることで、相手を思いやる気持ちを育んでいくそうです。

 

これは、性教育、という枠を超えて、その人がその人らしく生きていくための基本なんですよね。子どもたちが意見表明をする機会を作っていくことが大事、と学びました。

「包括的性教育」とは、「性に関する知識やスキルだけでなく、人権やジェンダー観、多様性、幸福を学ぶ」ための重要な概念」といいます。

こういう観点からも、日本の性教育が国際的に見てもとても遅れているのだと、あらためて思わされます。

 

日本では「はい」と言うことを聞く良い子どもを育てることに力を注いでいる気がします。そうではなく「NO!」「いやだ」と意見を主張できるように育てることが必要なのかな。

 

 

今日の講演会を受けて、アメリカ留学から帰ってきた娘からの驚きの2つのエピソードを、感想としてお話ししました。

一つは、大学で低用量ピルを学生に無償で配布していたこと。

しかも、体質に合うピルと選んで支給されていたと聞いてびっくりしました。

そしてもう一つは、帰国後、大学の同級生2人が来日するということで、部屋を準備しようとした時のこと。

その2人は男女だけど、カップルではない、と聞いたので2部屋必要だね、と話したら娘は「1部屋でも大丈夫」と。

でもさー。嫁入り前の女の子が、同じ屋根の下どころか、同じ部屋で過ごすというとは…。と説教しようとしたら、「だって、そういうつもりがない二人だから、別に平気だよ」と。

お互いを尊重しているからこそ、別に同じ部屋で夜を過ごしても、そういう関係にはならないという自信があるから、全然平気、なんだそうで...。

ふーむ。

 

私が学生の頃は、

〽️男は狼なのよ、気をつけなさい

この人だけはー、大丈夫だなんてー

うっかり信じたらー ダメ、ダメ、ダメダメよ♪

なんて歌を信じて警戒しまくってました(滝汗)

 

そうじゃなくて!!

性教育とは、人権教育。

その人がその人らしく生きられるような選択肢を選べる社会を作ることなのです。

と、力説したくなるような学習会でした。

 

学習会には、長崎から府中・生活者ネットワーク初代の市議会議員、中田慶子さんも参加してくださっていて、嬉しかったです。

中田さんが初めて市議にになられた時から30年を過ぎましたが、いまだに私たちは議会でDV被害者への支援を訴えなくてはならない世の中ではありますが、引き続き訴えていきます。