●「ヤングケアラー 」支援の充実を!(2021年9月議会一般質問) | 西の なお美 トランジション日記。

西の なお美 トランジション日記。

府中市議会議員 西の なお美 のつれづれ日記。
持続可能な地域社会への移行。
食、経済、エネルギー、職を地元・府中で循環させて地域力を高めよう!

国が行った全国調査では、中学生の17人に1人がヤングケアラーの状態であることがわかりました。子どもたちのSOSをどのように見つけ出して支援につなげていくかが問われています。

■全国調査を受けた市の認識と取り組みは。

→ヤングケアラーへの対応について参考になる。子どもたちが相談したくてもできない実情が明らかになったと認識している。

要保護児童対策地域協議会では相談やサービス調整、支援方針などを共有している。

■虐待などとの対応などと異なる配慮はあるか。

→虐待の場合は親と子を離すことが優先されるが、ヤングケアラーへの支援は、子どもの気持ちを受け止めながら家庭内での支援を充実させるようにしている。

■学校での取り組みはどうか。

→児童生徒の負担軽減のための心のケアに取り組み、不登校などにつながらないようにしている。

■外国籍の子どもなど、日本語が不自由な家族の通訳をおこなう子どももヤングケアラーと定義づけられているが、市としてどう取り組んでいるか。

→日本語が使えない保護者へは日本語学習会を紹介する他、各種申請書などに親が記入できない場合は、申し出があれば子どもに説明して記入する支援を行っている。

■そういった対応では、子どもの負担は減らず、解決につながらない。親が通訳などのサービスを直接受けられるようにするなど、ボランティアに頼るのではなく、市の制度として公式に使える仕組みを作るべきと考えるがどうか。

→外国人が情報を入手できる場の整備は必要と認識している。教育委員会や子ども家庭部など関係各部署と課題を共有し、検討を進めていく。

 

-----

 

それぞれの課では問題を認識しつつ、使える制度がなく、体制も整っていないことから、ヤングケアラーの状態である子どもたちへの支援が難しいことがこの度の質疑からもわかりました。

そこで神戸市では、縦割りを超えて支援を一元的に行うための「こども・若者ケアラー支援担当課長」というポストを作り、ヤングケアラー問題に特化した専門相談窓口を開設しました。神戸市では20代までを対象にしているというのも特徴的です。

この度、質問するにあたって、様々な部署に聞いたところ、ヤングケアラーというものが法的に定義されておらず、関係する部署も多岐にわたることから使える制度が限られてしまうということです。岡山県総社市では、市としてケアラー支援条例を制定しました。支援を条例で定めることで、公にも市民に広く知らせることができ、行政としても支援をしやすい環境になっていくと思います。

3年前に質問した時と比べると、世の中の理解も広がってきましたが、当事者である子どもたちと周りの大人がいち早く気づき、支援を一元的に行える体制づくりを要望しました。