本題に入る前にお知らせをさせてください。

このラジオでも『渋谷HUMAXシネマ』さんで『映画  えんとつ町のプペル』の上映期間の延長のお話を2度ほどさせていただいのですが、なんと、なんとですね……またまた上映期間の延長が決定しました。

いやはや本当にありがとうございます。
あらためまして、渋谷HUMAXシネマでの上映は「4月29日まで」でございます。

で、なんか、ここまでしてくださって、何か御礼をしたいので(御礼になっているかどうか分からないのですが)、25日にトークショーをさせていただくことになりました。


実は先週もトークショーもさせていただいたのですが、なんか変にスイッチが入っちゃって、「制作時のエピソード」でも「次回作の話」でもなく、『えんとつ町のプペル』は関係しているのですが、映画でも何でもない、「今、僕が作っている作品」について熱弁してしまったんです。

おそらく今回のトークショーも、変なところから球を投げちゃうかもしれませんが、そのへんも踏まえて「甥っ子が頑張ってステージに立っている」ぐらいの生暖かい目で見ていただけると嬉しいです。

「トークショー自体は無料なので、一切のクレームを受け付けない」という覚悟と言い訳を背負って臨みたいと思います。

詳しくは『渋谷HUMAXシネマ』のホームページでご確認ください。




『映画 えんとつ町のプペル』は、全国の映画館、そして台湾の映画館で、公開しております。

よろしくお願いします。




 
そして、お知らせがもう一つ。

月に2回、隔週で、僕の友達を自宅に招いて、酒を呑みながら、「今やっていること」や「これから仕掛けること」などを話す月額590円のYouTubeのメンバーシップ『スナック西野』をやっております。




まだ、商品やサービスの開発前で、記事にもなっていない、インタビューもされていない、オンラインサロンにも書かれていない。「次に、これをやろうと思ってるんだけど…どうかな?」といった感じで、本人の中でも、まだ、まとまりきっていない話をしています。
でも、それが僕らがいつもの呑んでいる時の正直な姿なので、それをそのままお届けしています。

先々、決まっているゲストは、「雨上がり決死隊の宮迫さん&極楽とんぼの山本さんコンビ」「幻冬社の箕輪さん」「IT評論家の尾原和啓さん」「ホリエモン」です。この4組はすでに撮り終えたのですが、メチャクチャ面白かったので、オススメです。
興味がある方は、僕の公式YouTubeチャンネル『西野亮廣エンタメ研究所』の動画の画面の下にある「メンバーになる」をクリックしてください。
宜しくお願いします。

【スナック西野】



 
そんなこんなで、本題に入りたいと思います。

 

 

先に結論を言っちゃいますが、「Facebookが優秀すぎる」という話です。
 


「何を今さら?」という話ですよね。
「2021年にFacebookがスゲェ」です。


でも、本当に思っていて、昨日、『【教えて西野先生】親子で学ぶ!本当に大切なお金の話』というオンライン講演会があったんです。

ありがたいことに、参加者は1万1000人を超えたんですけども、実は今回、一つの実験を兼ねていたんです。

講演会のチケット購入者の方は、非公開のFacebookグループに招待して、そのFacebookグループ内で生配信させていただいたのですが、それだけの人数じゃないですか?

もちろん、「時間が合わないのでアーカイブで観る」という人もいると思うのですが、リアルタイムで観る人もかなりの数になってくると。

そこで、見たかったのは、「閲覧人数が増えたことによって、『映像がカクつく』だの『コメント欄が固まる』だの、何かしらのトラブルは起きるのか?」という部分です。

 
これまでもオンライン講演会や、オンラインイベントを何度かさせていただいて、「どのメディアが一番イイんだろうなぁ?」と思いながらやっていたんですけど、たとえば『Vimeo』という、動画を配信する気マンマンのメディアがあるんですけど…それでも、時々、それは視聴者が増えたことが原因なのか分かりませんが、なんかチョット重くなって、映像がカクついたりすることがあるんですね。

YouTubeの生配信ですら、あるんですよ。画面の真ん中に「クルクル」が現れて、映像が止まってしまう…ということが。

 
ところが、昨日のFacebookの生配信では(常時5000名ぐらいが観ていたのですが)、それが一切なかったんですね。

コメント欄もスムーズで、とにかく観やすい。
つまり、「動画メディア」としてのポテンシャルが半端ない。

 
いや、僕らの中で動画メディアって、「YouTube」とか「TikTok」とか「Vimeo」とか「SHOROOM」とか「LINE LIVE」とか「インスタライブ」のイメージで、そこに「Facebook」は入ってないじゃないですか?

Facebookって、「テキスト(記事)」を前面に出しているじゃないですか。

「動画も凄いんかよ!」です。
「朝青龍の足が速かった」ぐらいの衝撃です。「え? スピード出るの?」という(笑)

 
いや、もちろん、Facebookに動画配信機能がついていることは千年前から知ってましたよ。
そこでの、映像や音声のクオリティーも知っていました。

驚いたのは、「あの人数でもビクともしないんだ」という部分ですね。

 
それでいて、その配信に参加した人達同士の「コミュニティー」ができるわけじゃないですか?
YouTubeだと、そうはいかないですよね?
コメント欄で多少のやりとりは生まれることはあっても、そこから「コミュニティー」には発展していかない。

そもそも視聴者同士を繋げる仕様にはなっていないので。


ただ、これからの時代を見たときに、少なくとも僕は、もう「コミュニティー」しか自分達の身を守る術が見当たらなくて、やっぱり「コミュニティー」に可能性を、未来を見ているんですね。

グローバル企業が、超ハイクオリティーの商品を、超格安で提供し始めた時に、たとえば、それよりもクオリティーが落ちて、それよりも値段が高い商品を提供してしまっている「熊本のお婆ちゃん」のお店が救われる道って、もう、「コミュニティー」しかないじゃないですか?

「山田さんのところのお婆ちゃんを応援したいから」しか、商品を選ぶ理由がないじゃないですか。

なので、僕はなるべくなら、「コミュニティー」に発展していくような活動をしたいし、そういったメディアを選びたい。

 
でいうと、今回の配信で見たFacebookの底力は驚きと共に、大きな希望となりました。

で、「実験」というのは何か?というとですね、「この人数が耐えれた」ということは、下手すりゃ、オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』でも生配信ができる…と。

今度は数万人なんですけども、それがトラブルなく、お届けできたら最高じゃないですか?


実は、前々から「今回の講演会が終わったら、次はビジネスマンを対象に、ゴッリゴリのマーケティングに関する講演会をやります」と言っていましたが、それは、オンラインサロンの中でやろうと思っていたんです。

もちろん、サロンメンバーさんは参加無料です。
そうするといちいちチケットとか売らなくていいので。

 
というわけで、近々、オンラインサロンの方で、オンライン講演会をやってみたいと思います。

今日は「Facebookって半端ねえ」というお話でございました。

 

▼西野亮廣の最新のエンタメビジネスに関する記事(1記事=2000~3000文字)が毎朝読めるのはオンラインサロン(ほぼメルマガ)はコチラ↓



▼Instagram版はコチラ↓