僕は『西野亮廣エンタメ研究所』という2万5000人のチームを母体にして、国内外問わず、様々なエンターテイメントを届ける仕事をしています。


それと同時に、エンターテイメントというものは、そもそも安全・安心が約束された上で初めて成り立つものですので、『貧困』の問題にも目を向けていて、おせっかいではありますが、海外のスラム街の子供達の支援も毎月続けています。


もともと僕は確かな性欲だけを残して、物欲・金欲・食欲・睡眠欲…といったあらゆる『欲』が欠落しておりまして、高級外車に乗りたいとも思いませんし、高い焼き肉を食べたいとも思いません。

僕にとってみれば、「誰もやったことがない挑戦をさせてもらうこと」が最大の贅沢で、そちらは『西野亮廣エンタメ研究所』が「やってこい!」とばかりに、叶えてくれています。

そんな僕の銀行の口座にお金が入っていても、それこそ「眠っているお金」であり、「無駄使い」でありますので、絵本『チックタック ~約束の時計台~』の印税は、ラオスの小学校建設に使わせてもらうことに決めました。

『アナザースカイ』(日本テレビ)でも紹介させていただきましたが、ラオスは『チックタック ~約束の時計台~』のモデルとなった、(1964~1973年の間に約2億7000万個の爆弾が落とされた)『国民一人あたり、世界で一番空爆を受けた国』です。

今も不発弾がたくさん残っているので、素人目で見ても、土地開発のコストが高そうです。

ラオスの『ララ村』に、二度目の訪問に行った時に、村の人達にとってもとっても手厚く歓迎されて、一緒にお食事をして、その席でお父さんお母さんに「今、何が不足していますか?」と訊いたところ、「小学校が欲しいです」と返ってきました。


実は最初に訪れた時にすでに『小学校建設(寄贈)』のことは頭にあったのですが、物質的にはとても豊かといえないこの村の子供達が、物質的に豊かな日本の子供達より笑っているところを見て、「ここに文明を入れていいのか?」という葛藤が生まれ、見送っていました。

ところが二度目の訪問で、親御さんの方から「学校が欲しい」と言われ、子供達から「安心して勉強がしたい!」と言われ、こうなってくると僕がヤイヤイ言う問題じゃないので、ラオスの『ララ村』に小学校を寄贈することを決めました。

今、村にある小学校はこちら。
(※手前にある穴は空爆の跡)

言葉は悪いですが、今にも潰れそうな『ほったて小屋』のような校舎で、去年訪問した際には、大きく傾いていました。
こちらです↓

大雨が続くと、校舎が傾くみたいで、ララ村の子供達は今にも潰れそうな校舎の中で勉強をしています。
親御さんにとって、一番の心配のタネなのだとか。

エンターテイメントを生業にしている人間として、もちろん困っている人を見捨てるわけにはいきませんので、小学校を寄贈することを決め、小学校建設をスタートさせました。

デザインや素材には規制があって(ラオスは結構厳しい!)、自由に建てられるわけではありませんが、とにもかくにも『安全第一』の校舎を作ります。


寄贈なんて、どこまでいっても自分のエゴ(偽善)だと思いますが、それでも喜んでくれる人がいて、その姿を見ると「もっと頑張ろう」と思えます。


この歳になって、「自分の役目」のようなものを考えるようになりました。
僕は、たくさん作品を生んで、その作品でたくさんの人を助けて、貯金をゼロ円にして寿命を全うしたいと思います。

僕が生きている間に『貧困』と『戦争』を終わらせます。
メチャクソ頑張ります。


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