真夏の夜の「顔」 その2

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小さな子供の頃から 動物や人の形をした食べ物が苦手でした。
「苦手」という言い方には語弊があるかもしれませんが、可愛くて大好きだけど
可愛いから食べられない、食べたくない、
という複雑な心境。

 男性には理解不能かもしれませんが
女子なら賛同してくださる方も多いはず。
食べ物だけじゃなく
あまりにもお気に入りの文房具を使えないまま、大人になってもまだ引き出しの奥の方にしまったままになってたりとか・・・

私が物心ついて1番初めに「食べる」という行為にためらいを感じたものは、博多のひよ子本舗吉野堂の「ひよ子饅頭」でした。

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ふっくら愛らしいひよこの形も絶妙ですが、控えめにちょこんとついてるクチバシがなんとも言えず可愛らしくて
「食べたいけど、 食べられない」
当時4歳か5歳だった私は たまご型の箱の中にひよこを並べ  数日眺めて過ごしていたのですが 
「食べられなくなっちゃうよ」と、母に言われ 意を決して 可愛らしいひよ子たちを食べ始めたのですが、どうしても顔のところだけは食べることができず
たまご型の箱の中に ひよ子の頭を並べてしまっておきました。
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「食べたいような、食べたくないような
    食べたいけど、食べられない・・・」
そうこうするうちに
ひよ子さんたちは 箱の中からいなくなってしまったのでした😩

母に食べられてしまったのか
はたまた 捨てられてしまったのか
ひよ子たちの行方に関する記憶は全く
ありませんが、たまご型の赤いふたを開けると頭だけになったひよ子たちの 
ちょっと困ったような表情は
今でもよく覚えています。

だから、今でもやっぱり
顔のついた食べ物は苦手です。
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院長のブログに登場していた
器から逃げ出そうとするかのように
 溶け始めたアイスクリームの雪だるまの顔写真を見て
ふと
幼い頃の記憶が蘇った瞬間でした🐤