さて、日光レポート、最後は旧イタリア大使別荘と、イギリス大使別荘。
中禅寺湖は、イタリア・コモ湖など、どこかヨーロッパの避暑地を感じさせる美しい場所であったことから、
多い時で40近くの外国人別荘があったと言われています。
東京からも近く、明治時代には東京から中禅寺湖まで飛行機で来ては、ヨットや釣りを楽しんだと言われているから驚きです。
旧イタリア大使・イギリス大使の別荘は、栃木県に寄贈され、またフランスとベルギー大使の別荘は現在も大使によって使われています。
まずはイタリア、イタリア大使別荘記念公園のご紹介。
昭和3年~平成9年まで使われていたイタリア大使別荘は、どことなくアールデコを感じる外観。
杉皮張りの内装や、調度品も当時を感じる美しさ。
縁側のソファーに座ると、目の前に広がる中禅寺湖。
ゆったりとした時間を楽しめます。
ダイニング。
二階の寝室。
ダウントン・アビー、日本家屋バージョンといったところでしょうか(笑)
日本の建築と、ヨーロッパの調度品の調和が美しい。
こんなところで夏、家族で過ごせたら最高ですよね。
こちらは、内装がモダンに改装されていて、中は美術館のよう、2回にはカフェなどもあります。
奥日光をこよなく愛した英大使 アーネスト・サトウ は明治8年に「日光案内」というガイドブックを出版し、それ以降多くの外国人が日光を訪れるようになりました。
中禅寺湖と山々が一望できるこのロケーションを気に入ったアーネスト・サトウにより、建設された別荘は、鹿鳴館の設計で有名なジョサイア・コンドル建築家のアドバイスもあって建てられたとか。
イタリアもイギリスも、心の底からリラックスできる、そんな建築物と景色でした。
訪れる時は、ぜひぜひ時間によゆうを持って、ぼーっと寛いで頂きたい、そんな場所です。
以上、日光レポートでした~
自然・歴史・食、日本最高のものと出会える日光。
栃木県民は、自己主張、自己PRができない県民性、と言われていますが、
私はしっかりと、栃木の魅力を主張していきたいと思います
早いもので、もうすぐ9月ですね。
残暑厳しいですが、皆様どうぞご自愛ください