異次元の緩和マネーが、返す刀で日本国債や金(ゴールド)に集中してしまったようですね。
当然の反動として株価は暴落です。
こうなってしまうと、よかれとおもって実施した政策が制御不能というか、逆流するんですね。
金融資本主義の観点から、現在の金融市場について、私の個人的な見方ですが、述べたいと思います。
リーマンショック後の巨額の緩和マネーが、新興国(特にチャイナ)の経済成長を促進させ、同時に原油などの商品先物市場も沸騰させていました。
そこに遅ればせながら日本もアベノミクスで金融緩和して通貨安と株高を目指し、成功しました。
インフレ気味の金融市場に、恐怖指数が膨らんでいたのでしょう。
引き上げるのも早いマネーが支えていた高価格は調整局面を待っていた状況というのが、去年の夏ごろだったのではないかと思います。
残念なのは、好循環のうちに、ひとりあたり平均所得が伸びなかったことでしょう。就業者数が予想以上に急に増えたので、しかたない部分があると思いますが、賃金が伸びないとどうしたって内需は増えにくいものです。
強調しておきたいのは、失業率が非常に低いので経済政策は正しかったと思います。
倒産と失業の増大を放置したデフレ緊縮政策は非情だと感じます。
なお、筋肉質な財政も悪いことばかりだとは思いません。
組み合わせ次第です、ベストを目指して国会で徹底議論してほしいものです。
ばらまきは反対です。
中国の景気減速にオイル実需が大きく減少するから暴落したとニュースで報道されますが、本当かなと思ってます。
もちろん、マーケットに対してひとつの有力な材料になっているのは間違いないと思いますが、石油生産と消費の需給ギャップは、それほど大きくないと見ています。
※データでは2%ぐらいだったような記憶です。
対して、価格は、ピーク時の3分の一以下に下がっています。
2%実需が足りないだけでここまで大暴落するのか、実需連動というならいくらなんでもそこまで下がるものではないと思います。ふくらみ過ぎたバブルがはじけたというのが正しい見方だと思います。
実態経済というのは、お金が流れ込んだからといって、その瞬間に変身するわけではありません。逆に投機マネーが消えたからといって、実需が消えるわけではありません。冷静に中長期で相場を見る必要があるように思います。
結局、アメリカの利上げをきっかけに、新興国と石油に過剰に流れ込んでいた緩和マネーが引き上げてしまって、新興国および資源バブル相場が下落してしまい、世界の金融市場は強く連動するので、世界的な株安と資源安が引き起こされ、逃避マネーが円と日本国債に集中してしまったということなんだと見立てます。その結果の株安ですね。
日本の株価水準ですが、私は配当利回り(配当性向とのバランスも重要)とROE、この2つの指標を重視していて、将来を見据えても、割安だと思います。
当座の使途の決まった資金以外は、日本株に投資したいと考え、実行しています。
正直、今年に入ってからの買い物は暴落していますが、あまり気にしていません。2月は多額の納税をしなければならず、追加の資金を振り向けることができないのが残念ですが、いつもどおりドルコスト平均法で買う予定です。

最後にパチンコの話題をひとつ!
本日、あいかわらず釘をチェックしにパチンコ屋へ行ったんですが、必勝本の取材で花牙狼打ってて、釘はすんばらしかったけど、ライターの姉ちゃんも打ち方上手で、でも4回しか当たってなかったよん(^^♪
ともあれ取材内容が雑誌に掲載されたらじっくり読みます。