もう何度目か覚えてないけど、いつもながら泣いてしまいました。
「今日はいいシャツを着てきました」、「明日もいいシャツを着てきてくれ」、
私の涙腺を強く刺激する作品です。
闇金とかスポ根とか青春ものも悪くはないけど、苦労の末に家族のためにがんばる姿はぐグっと心揺さぶられます。
脳科学的にも、将来の幸福に向かって、つまり希望を持って生きることに、大きな満足を感じるメカニズムが備わっているようです。
映画は極端な例かもしれないが、タイミングが悪いだけの不運が重なることも多く、その度に辛抱なのかもしれないけれど、自信をもって可能な努力を集中して繰り返せば、成功に近づけるものと信じています。
言い代えると、クレジットの積み上げは日々の努力、それも科学的に効果的で正しい方向性をもった努力によって、成果をもたらすのである。

ギャンブルのいけないところは、瞬間だけを切り取ると、努力の積み重ねがすっ飛ばされるところ、運がいいのか悪いのかわからないが、思いもよらないプラスまたはマイナスが突然降りかかることです。まあ、人生、そんなものかもしれませんが、ギャンブルやドラッグは極端すぎます。
原則が重要です。基本こそが常に大事です。
幸せの感じ方は、周囲の状況次第で変化するということです。
外部要因が変数となりシフトするという事実には注目すべきですね。
何を幸せと感じるかが人により違うのはもちろん、同一人物が異次元異空間では感じ方が変わるということです。
きれいごとばかり言う人は嫌いですが、わかったふうなことばかりでもつまらない、微妙なさじ加減が妙味なんじゃないかなと考えています。
なんとなく、のりしろを大きめに、余裕のふりして崖っぷちでのチキンレース、それが日々の生活なのかもしれませんね。
もろもろひっくるめてギャンブル好きです。
たぶん、これは確信ですが、ギャンブルにどっぷりはまってるやつはくずです。
目くそは鼻くそを笑うのです。
ただし、、、多重債務は笑えません。
物欲は抗いがたい強い欲求です。
目をそむけたくなるような情けない連中だらけ、だからこそ、泥水に咲く蓮の花が必要なのです。
寺山修司の言葉
賭博には、人生では決して味わえぬ敗北の味がある。
(「遊撃とその誇り」)
偶然をはらまない人生に、何の生甲斐があるものだろうか?
(「馬敗れて草原あり」)
賭けない男たち、というのは魅力のない男たちである。彼らは、つねに「選ぶ」ことを恐れる。
そして賭けないことを美徳であると考えて、他人並みに生きることを幸福と考えている。
(「誰か故郷を想はざる」)
◇ 幸せの白いすずめ

さて、生活再建の前向きな手法を紹介しましょう。
失敗や遠回りもいい経験ですが、ときには手っ取り早い手段も大切です。
逆説的アプローチですが、やってはいけないことをやる日を作ることが成果への近道です。
「問題行動をやってもOKの日、時間をあえて作る」
ダイエットを例にとれば、炭水化物をとってもいいし、ドカ食いもしていい、という日をあえて作るのです。
カロリーオフに越したことはないですが、欲しくなるのは仕方ありません。
我慢ばかりじゃ挫折しがちです。
一方、特例タイムがあると、ラーメン屋の前で、「明後日の解禁日に食べよう」と我慢できるようになります。
また、無意識でやってしまう、なんてこともなくなります。
だから、その欲求は認めてあげて、やっていい日を作ってみてください。
積み重ねのトータルで、悪い習慣が減ります。