膀胱と前立腺 ガン患者の備忘録 -2ページ目

膀胱と前立腺 ガン患者の備忘録

膀胱がんと前立腺がん 2つのガンキャリアです
その時々に悩んでること迷ってること困ってること嬉しかったこと 毎日いろんなことがあるし 一つ一つ忘れないよう書いていこうと思ってます

2020年12月28日昼頃に退院。

 

 家に戻ったあと 夕方あたりからなんかオシッコの出が細いような感じはしていた。

けど 「術後 排尿痛や尿が出にくくなることがあります」と聞いていたんで 不審に思わなかった。

しかし だんだん出にくくなってくる。夜8時ころになるといよいよ出なくなってきて 気合を込めて下腹あたりを「エイ」と力むと おならと同時にチョロっと出る そんな具合になってきた。

11時を過ぎたころ 完全に詰まってきて脂汗が出てくる感じ。

いよいよ駄目だと思って 寝ている家内を起こして救急外来に行った。

カテーテルで導尿(尿道拡張)600cc出してもらった。チョー気持ち良かった。

 

それで処置が終わって夜中1時ころ帰宅したんだけど また尿が出なくて苦しくなってきて 明け方再度救急外来に行くことになってしまった。

2回めの導尿では 膀胱留置(バルーン)カテーテルを入れられた。

思えば一回目で膀胱留置にしてくれてたら苦しむのは一回で済んだのにって思う。

 

間違いなく人生で一番苦しい思いをした一日だった。2年以上経った今でも 尿意を感じてトイレに行き オシッコが出たときには「ホッ」とします。

 

とにかく 12月29日から病院が開く1月4日まで 股間にオシッコ袋ぶら下げての情けない格好で 当然お風呂は入れないし 油断してカテーテルを引っ張ったりすると膀胱がズシーンと痛い訳で 最低最悪の年末年始でした。

 

1月4日の泌尿器外来で無事カテーテル抜いてもらい一安心。

主治医は登板日で無かったため 泌尿器部長が見てくれた。

抜く手順は 生理水を200ccくらい注入したあと カテーテルを抜き そのままトイレに行き無事生理水が出るかどうかのチェック。問題なくでればそれでOKという具合。

超音波で残尿測定検査もあった。

ナフトピジルという薬が処方された。前立腺肥大の排尿障害に使う薬らしいが 私の場合も手術の影響で前立腺が浮腫んだことが原因らしい。

 

1月8日

主治医の診断。膀胱ガンが一段落なので前立腺ガンに課題が移っていく。いきなり手術(ダビンチ)の話となり 戸惑っていると 放射線治療にするか手術にするか じっくり考えてくださいということになった。入力されたモニターには「手術のほうがいいと思う」と書かれていた。

医者のホンネだと思うから 後々の判断に影響したんだけどね。

次回 1月14日に予約。その時骨シンチをすることに。前立腺の転移を調べる検査だけど このRI検査は閉所恐怖症の私にとっては怖い検査になりそうで。