うなぎパイ本舗の脱税 | ニセ(二世)税理士のブログ

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脱税やっちゃいましたね、うなぎパイ。


登場人物

 親:春華堂

 子:うなぎパイ本舗(脱税者)


結論:

 親会社への経費が、実体のないもの(=架空経費)として認定されました。



考えられる想定図

 親会社・・・業績が悪いため、赤字

 子会社・・・一定程度の利益が確保できる状態。


→子会社の利益を減らし、親の赤字を減らすため、子→親 への経費を計上し、お金も渡せばよいかと。

 

 おそらく、適当に契約書を作るかなんかして、一定程度親会社にお金(=利益)を渡す構図が、


 国税庁から見て、単なる利益をあげた(=供与)と認定されたということでしょうね。

 

 実体のない(書類上だけの)経費は、架空経費です。


 ちなみに税務においては、利益供与は、寄付金として扱われます。



基本的に全額経費にならない支払いですので、税金が発生します。

罰金とあわせて、1億円だそうです。

これには、地方税は含まれてないでしょうから、実際にはもう少し多いです。



隠した利益は、3年間で2億5千万ですか。


金額が大きいから、目立ったんでしょうね。


実体のない取引は、無謀です。



会社(=社長)が考えたか、


顧問税理士の指導不足か。


どっちなんだろうなぁ。



顧問税理士は、


脱税に関与したのかなぁ。


それとも


脱税を食い止められなかったかなぁ。


さてはて。



それから、会社は「見解の相違」と発表しているようですが、違いますね。


白・グレー・黒のうち、明確な黒ですから。


苦しまぎれの言い訳にしか聞こえません。


脱税は、立派な犯罪です。