夜雨夜が呼んでいる雨にわたしは道を見失なったあの日から片時も止まない雨涙のかわりに頬を濡らすあなたにとっての裏切りはわたしにとっての必然だったやさしさなんていらなかった出逢わなければよかったあの日の言葉ひとつさえ疑ってしまうのは疚しさかあの時間に意味なんてないそうは思えないままに雨の中に夜の闇を見ている止まない雨があることを知る心が溺れ死んでいた