赤い夜の詩夜の中に赤いしたたりまたひとつこぼれ落ちた何かそのたびに張りついたような笑みが増える間違いを糺すには遅すぎる命戻れない過去は失くした正義の墓場いや正しさなんてなかった必要さえもどこにもなかった今に生きる者はいつか未来の礎となる誰も知らず誰にも知られず記録にも記憶にもないモノとなるなぁアンタ生きているかい?ひび割れた鏡は応えずただ冷めた笑みを浮かべる