選択という名の強制で失望とか絶望とかを押し付けられて
ボクらは夢とか未来とかを奪い取られてしまった
希望という言葉は口にした瞬間に吐瀉物に成り果てる
蔓延る同調圧力は個性という魂を根底から抉り取り
踏み絵みたいに足蹴にすることを強いられた
同じでないことは遍く悪と呼ばれ
抵抗すれば欠陥品の刺青を施された
社会の枠外という牢獄で一生飼われ続ける理想郷
あの日から欠けたままの自己認識
埋められないから見ないふり
締め上げにかかる連中にボクらは無抵抗で為すがまま
不等価交換の取り引きが成立
昨日は金剛石だった消し炭は未だ眼醒めず
無価値という価値感を共有させられる
それがボクらのいる世界で
生命の輝きは消費される燃料に過ぎない
そうやって蝕まれるに任せて世界がボクらを拒否するなら
ボクらはボクらの世界を創る
誰にも知られない世界を
二度と奪われないように
死すらも超えた気高さを以て