11月2日(水)最終日。午前8時盛岡を出発し、455号で早坂高原、龍泉洞(鍾乳洞)、県道7号で平庭高原へ。今日は久慈市(八戸の南)から国道45号で太平洋側を仙台まで南下予定。高速移動ができないので厳しいそう。龍泉洞の見物もダッシュで終わらせ、ひたすら県道7号→29号と高原ルートを走る。平庭高原から281号へ。281号沿いの久慈渓流は時期が少し早ければ見応えがあっただろうと思いつつ太平洋側へ午後1時頃到着。予定より1時間の遅れ。朝の出遅れが響く。左手に太平洋を眺めながら、45号をひたすら南下。紅葉がきれいというので安家渓流に寄り道。やや時期遅れ。往復10kmをひたすら通過。再度45号へ。
 北山崎の展望台で陸中海岸の断崖絶壁を見物する。

北山崎展望台 昼食は宮古で旨い物をと予定していたが、空腹と名物ウニ丼という幟に目が眩み、食堂へ。2,300円で名物ウニ丼を注文。おっ来た来た、わくわくしながらお椀をの蓋を開けると、?。ウニが少ない。しかも。。。ウニに元気がない。観光客と思ってなめやがって。文句つかたろかと思ったが、良い人なので、サッサト食べ出発。あー最悪。宮古まで我慢すればと後悔しながら鵜ノ巣断崖を見物。次は浄土ヶ浜。意外に狭い。

浄土ヶ浜

すでに3時。5時には高速に乗って帰路に着いている予定だったので、やばい(次の日は義理の兄の結婚式)。しかし近くに高速のICもなく仕方なく45号を南下。釜石で新日鉄の工場を見て、ひたすら45号を南下。交通量も多く、ペース上がらず。大幅に遅れ発生、キビシイ。最後の見学予定地「碁石海岸」に着いた時はもう辺りは真っ暗。街灯もなく遭難しそうなので、見物を途中で断念し出発。

碁石海岸 真っ暗
 午後7時過ぎ、ようやく石巻市から三陸自動車道に乗る。自宅まで約450km。かっ飛べば今日中に着くと思いアクセルを開けるが、バイクが安定せず。寒くて下半身がホールドできない。120kmアベレージで東北道を南下。途中気温が上がってきたので1××kmにペースアップ。仙台、福島、郡山、白河を越え、ようやく東北を脱出。宇都宮(たぶん上河内SA)で餃子セットを食べ、さらに帰路を進む。ようやく首都高へ到着。あと100km、午後11時半、今日中に到着は厳しい。最後にコケルのも最悪なので、ペースダウン。あー首都高は暖かいと幸せ気分で湾岸~杉田ICへ。12時45分ようやく自宅到着。本日17時間1045km走破。初の1日1000km超え、やや感激。
 という訳で4日間2600Kmのみちのく一人旅の終了です。翌日は目がしもやけで(ほっぺが凍傷気味でした)、闘いに負けたボクサーのような顔で結婚式に出席してきました。これから入院中の黒鳥号を迎えに行きます。それでは。

 11月1日(火)、昨日の残り十和田湖~八甲田を経由して、弘前城、白神山地、岩木山の周回道路を1周し津軽岩木スカイラインの上る予定。その後、明日のために盛岡まで戻り宿を探す作戦を立てる。
 気合十分で早起きといきたい所だが、早朝の湖は「もや」がかかり見物もできないので、6時に宿を出発。十和田湖を目指す。7時、十和田湖着。お決まりの「乙女の像」を見学し、奥入瀬渓流を目指す。楽しみの紅葉だが、少し遅かった感じ。

奥入瀬渓流

奥入瀬から八甲田十和田ゴールドラインを経由し、途中城ヶ倉大橋を見物し、八甲田山を1周し、再度、十和田湖へ。快適な高原ドライブ。さすがに有名観光地なので観光バスを抜くのにやや苦労する。国道102号で弘前市へ。
 弘前市外を抜け、弘前城見学。白神山地へ向かう。午後1時、舗装道路の終点、アクアグリーンビレッジへ到着。景勝地の暗門の滝まで往復2時間。その後の予定を考えると時間的に厳しいが、急ぎ暗門の滝を目指す。途中までは平坦な登山道だが、後半は急階段の上り下り。すれ違う人に「元気だねー」などと呆れられながら、息を切らしつつ往復。途中、ブナの原生林が見学できるハイキングコースがあったので寄り道。この上りが思ったよりきつい。何とか寄り道を含め2時間弱で往復完了。次の目的地の岩木山へ向かおうと思ったが、白神ラインを通りたいという衝動が沸いてくる。路面を見ると未舗装だが、何とか通れそう。「駄目なら引き返すせばいいや」と白神ラインに侵入。

白神ライン 幸せの前半戦

これが不幸の始まり。引き返すなんて出来ない性格をまだ分かってない。10kmほどで未舗装路が段々と悪路に。徐々に日が暮れ、すれ違う車もなくなり、上り下りがきつくなる。上りはお尻をフリフリ、下りはブレーキをかけてもズルズル。まるでモトGPのような2輪ドリフト。さすがに厳しい。しかも、道路に川が流れている始末。後悔先に立たず。引き返すにもすでに20km(でも引き返した方が良かった)。ヤケクソで突き進む。あたりは真っ暗。ライトを消すと満天の星空。「すてき」なんて思うのも2秒、現実が…・。暗黒の中、脱輪。脱出を試みるが事態はさらに悪化。後輪は深みにはまる。通過車両を待つが通る車があるはずもなく。もはやここまで、野宿かな。寒いな、まあ死ぬことはないだろう。30分位たったあと、再度悪あがきを開始。サイドスタンドを駆使し、奇跡的に脱出成功。俺って才能あるかな、なんて思いながら泥だらけのバイクを見て「ごめんよ黒鳥号、でもこれで俺とお前は一心同体だ」なんて感傷に浸る。

白神ライン 涙の後半戦

メーターを見ると、まだ悪路は10km。慎重に進む。舗装路が。ようやく通り抜けたとアクセルを開けるとまたもや悪路が。舗装するなら全部しとけよ秋田県。
 そうこうしながら3時間をかけ42km、ようやく舗装路へ。日本海側の岩崎村へ到着。自販機の明かりの前でバイクをチェックし、地図で今後のルートを確認。盛岡までは遠い。しかも高速のICも遠い。やっぱり無謀だったかと感激(?)しながら盛岡へ。能代から国道7号を経由し十和田ICで東北道に乗る。一気に盛岡まで南下。さすがにヘトヘト。午後10時盛岡着。東横インで宿泊。16時間538km。今日も残念ながらノルマ未達。白神ラインが厳しかったなーー。バイクも前輪に振動が。ホイールバランスのウエイトが落ちたかな?(帰宅後判明、フロントステアリングのベアリングを損傷。現在入院中)
 最終日に続く。

 10月31日(月)午前8時仙台発。本日は中尊寺を見学し、田沢湖→十和田湖を経由し青森まで向かう予定。東北道、泉ICより北上し中尊寺へ向かう。その前に厳美峡(渓谷美の美しい場所)見物のため、一関ICで降り、向かう。

厳美峡 今日の天気はまずまず。月曜の早朝なので景勝地も人影がまばら。川の向こうの茶店に向かってロープが張ってあり、?と思っていると、バスガイドが「面白そー!」と何やら始めだした。合図を送ると川向こうの茶店からダンゴが入った籠がスルスルと送られてきた。ウーンなかなか味な真似を、手が込んでいる。遊んでいる暇はないのですぐに見学を切り上げ、中尊寺へ向かう。奥州藤原氏の栄華の極み、「五月雨の降り残してや光堂」と芭蕉に詠われた金色堂をぜひ見たく、珍しく真面目に見物をすることを決定。コンクリートの覆い堂(金色堂を守るために外側を囲っている建物)から一歩中に入ると、眩い光。これかーと感動。キンキラ金の光堂。残念ながら撮影禁止。

中尊寺金色堂 中は金ピカ

その他の建造物を足早に見学し、所要時間約1時間。本日の第2の目的地田沢湖へ向かう。
 平泉ICから東北道を北上、盛岡ICまで向かう。国道46号から田沢湖へ。うーん湖。田沢湖を一周して八幡平アスピーテラインへ向かう。紅葉を期待しながらアスピーテラインを駆け上がると、「寒い」。紅葉見物のはずが…・木が白い。

八幡平アスピーテライン

氷が張り付いている。気温1℃「とにかく寒い」。急ぎ下山。下山したところで、十和田湖へ向かうには時間が足りない。さて、どうしようか。八幡平樹海ラインを上がり、再度アスピーテラインで下山。時間潰しがてらに安比高原へ向かう。スキーでは来た事はあるが、今日は人影なし。そろそろ日暮れ。さて、本日の宿はどこにしようか。大きな町はないので、比較的宿がありそうな、十和田湖に向かう途中の鹿角(かぞの)市へ向かう。今日の目的地はもうないので、国道282号でトロトロと鹿角市へ。1件目のホテルで空きを聞くと1部屋で6,500円。こんな片田舎で素泊まり6,500は高い。断り他の2件へ行くとすべて満室。何事が起こっているんだ。この田舎町に。聞けば農協主催の種苗大会でこの近辺の宿はすべて満室らしい。なんてことだ。急いで1件目の宿に戻り価格交渉。JAFを持っているかと聞かれたので、(本当は持っていないが)持っていることにしてよと頼み込み、1割引ゲット。という訳で、本日の467km12時間の行程終了。今日は中尊寺の見学で距離が伸びなかったなー。3日目に続く。

2005年10月30日(日)午前4時40分自宅を出発。湾岸杉田ICより首都高から東北道へ。
東の空が徐々に明るくなる中、北へ向かい爆走。テーマソングはジョージ山本「♪みちのく一人たーびー」相変わらずの軽い身支度のせいか、「寒い!」東北をなめてしまったか。少し後悔。旅の基本は無計画(別名「無謀計画」)。時間の許す限り爆走することをテーマにし、目標(ノルマともいう)は1日800km。道は空いていたが、追い抜きレーンにいる大型のせいでペースが上がらず。寒さ(気温6℃)で下半身が決まらずバイクが安定しない。誤算。
7:30磐越道磐梯熱海IC着。母成グリーンラインを駆け上がる。

母成グリーンライン

通行料金が高い。道はがらがらだが気温が低く、ペースが上がらずタイムロス。紅葉は終盤戦のようで、落ち葉が路面に多数あり危ない。あっガソリンが。115号沿いのスタンドを調べ駆け込むが、まだ開店前。おいおいこんなところでタイムロスか、いたいな。どうする。他に行くか。しかし、残量が危険レベル。コーヒーを飲みながら思案しているとおじさん登場。予想通りバカ高いガソリンを入れ、磐梯吾妻スカイラインを目指す。ヘルメットに何か当たるなと思いながら、寒さこらえ爆走(都はるみ「北の宿~寒さ堪え編んでマース♪」)。何で東北は演歌が似合うんだろうと思いながらスカイラインに到着。ここも料金が高い。ん、何か当たると思っていたら氷の粒。さすがに我慢の限界。カッパの下を着用。しかし顔と手が…凍傷になりそうだ。スカイラインの頂上付近を過ぎると天気は回復。

磐梯吾妻スカイライン頂上付近

しかし強風につき寒い。観光もせずスカイラインを往復。次のターゲット五色沼を目指し、レークラインを爆走。ここも料金が高い。福島県よ。もっと安くしてくれ。五色沼を見学し、山形の米沢目指し、西吾妻スカイバレーを北上。ここは無料開放されたようだ。

最上川源流  途中最上川の源流を通過し、米沢市街を抜け、蔵王エコーバレーを目指す。「お釜」を見学しようと思ったが、蔵王ハイライン経由で520円かかるので、一度見たことがあるためパス。そのまま宿泊地の仙台を目指す。蔵王

午後5時半ごろ仙台市街着。国分町近くのビジネスホテルに泊。朝食、大浴場、サウナ付で3,980円。激安につき決定。名前は忘れましたが国分町の交番の横です。オープンセールのような雰囲気でした。本日の走行13時間、距離621km。ノルマ未達。原因を分析しつつ就寝。
2日目に続く。