今年に入ってから、自然のお手当法を自分の身体で色々試している。

自然療法に興味もあるが、能登半島の地震をきっかけに、万が一病院に行けないときに自分で対処できる事があれば役に立つし、地方移住願望があるなら、今より病院が少ないところに行った事を想定した際、自分で対処できると不安も少なくなるだろうという思いもあり。

今回は、試しているお手当のなかで、里芋パスターを紹介したい。

 

 

里芋パスター

野草料理で里芋パスターのお手当を習った時、初めて聞く言葉でパスタの麺?と思ったら、湿布のこと。

里芋の皮をむいて擦り、生姜を擦り、それらを混ぜたものに小麦粉を入れて調整し、菜箸で捏ねて湿布にして患部に貼る。

 

お手当教室では、ちょうど捻挫をした人がいたのでその人の足を借り、里芋パスターを晒にのせ患部に直接貼ったのだが、貼る前に、生姜湿布という、お湯を鍋かした鍋に、擦り下ろした生姜の絞り汁を入れ、タオルを入れ浸し、絞ったタオルを患部にあてるという2段階のお手当をした。

 

生姜湿布は何となく、体がホカホカしそうなイメージがしたけれど、里芋パスターは正直、、、

え?里芋が湿布になるの?真顔

と、少し半信半疑に聞いていた私。

けっこう手間がかかるな…とも思った。

 

しかし、里芋が家にない時があるので「里芋粉」という、里芋と小麦粉と生姜の混ざった粉末の商品を家に置いておくとよいとの案内があった。

 

 

 

水に溶いて使うのであればいいかもと、注文し家に常備しておいた。

 

 

自分の不調

お手当法も自分が元気な時は必要はない。

去年の11月中旬くらいから、自分の身体で試す機会がおとずれた。

下半身の股間中心より左寄りのあたりに重い感じの違和感があり、左腿の内側を通って足首にかけて、縦に走るような痛みがでたり腰痛もあった。


若い頃から排卵障害があり、産後ずっと飲み続けていたピルの服用を去年の秋にやめたこともあるので、ホルモンバランスが影響しているのか?  腎臓なのか? 神経痛なのか? 色々頭に浮かんだ。

 

お手当を習って変わったことは、すぐに病院で薬をもらうという選択ではなく、結局、全身の血液の流れで滞っているところがあるから起こるのかな?と、自分の身体と向き合い考えてみるようになったこと。

どこの科を受診していいかもわからないし、自分で改善できそうなことはやってみようと思った。

 

 

試したお手当

去年の12月頃から、大根入り梅しょうばん茶(大根おろし、梅干し、生姜、醤油入り三年番茶)を頻繁に朝飲むようにした。

婦人科系や腎臓にも効用がある、干したヨモギを煎じて腰湯につかるヨモギの腰湯に入ってみた。

小豆が腎臓にいいと習ったので、小豆の煮汁を飲んでみた。

生姜湿布、里芋パスターも試す。

 

 

体の変化・経過

ヨモギの腰湯に入ると体が内側から温まり、翌日は下腹部がすっきりした感じがあり、足先へ走る痛みが軽減した。

 

一時、朝起きてトイレにいった際、排尿痛があった日が2日続き、小豆の煮汁を飲んだり、ヨモギの腰湯に入り、その後症状が消えた。

 

日数が経過していくと痛みの箇所がズレて、左側の座骨が痛いような気がしてきた。

椅子にずっと座っていると違和感があり、そこで生姜湿布と里芋パスターを試してみた。

里芋パスター3日目の現在、痛みが軽減してきて、足を上げた時に痛みがなくなったキラキラ

 

その他お手当以外にも、ストレッチや、床に敷いたタオルを足の指で集めていく運動や、ゆっくりスクワットを数回したりして筋肉を使うようにし、食事もストレスにならない程度に、玄米と和食中心の食事を意識している。

 

不安はなかったわけではなく、あちらこちらで痛みを感じる度に、病院にやはり行ってみるかと心の葛藤もあったけれど、能登半島地震を機に、習ったお手当の資料を全部眺め、生姜湿布や里芋パスターも取り入れて試すなどした。

色々試すなかで、病院に行かなくても大丈夫な気がする、という気持ちで不安が薄れてきたニコニコ

 

完治するまでに至らないが、左に重心をかけても違和感もなく、階段の上り下りでも痛みはなく、ずっと椅子に座っていると立ち上がる時に左の座骨あたりがまだ痛いので、もう少し続けていきたい。

 

里芋パスターは、実際湿布としての効用はあると私は思う。


里芋パスターの効用

捻挫、骨折、打撲など熱をもって腫れているとき、傷、おでき、ひじやひざ、手足の指などの関節が赤く腫れている状態、歯痛、蓄膿ひふの炎症、せき、肺が気管がつらいとき。

 

実際にやってみた里芋パスターは

里芋粉に水を入れ、菜箸でやっと混ぜられるくらいの硬さに調整する。

下側を少しロールしたミニタオルの上に、木綿の布か和紙を広げ、その上に練ったパスターをのせ、厚さ1cmくらいに広げ、患部に直接あてる。

ずれない様、網ネットや医療用のテープで止めたりする。

 

私の場合は座骨あたりだったので、生理用パンツを上に履いて固定した。

寝ている時は起きた時に貼りかえるが、基本は4時間以内に新しいものに貼りかえる。

 

 
↑これくらい硬めがよい。ロールするのはパスタ-がずれないようにする為
 
 
↑パスターが柔らかい。数時間後、柔らかくなり横から漏れてきた
 
 

里芋粉は760円で購入。

自然食品で買ったが、家に常備しておきたいと思う。

生姜もお手当に使う事が多く、殺菌作用、解毒作用、保湿作用があり、古代から薬用に使われているもので、こちらも常備しているが、生姜粉末も買って置いている。

 

興味があれば、皆さんも湿布代わりに試してみては照れ