iOSアプリの起動画面を有効活用するアイディア3つ

起動までが長いアプリ使ってると、ローディング画面って
ずっと見ることになりますよね。

で、アプリによってはその時間を活用するものがあるので
ちょっとご紹介。とりあえず手元で見つけたの3つ。

■ゲームのヒントを表示する

まずはフリーのシミュレーションゲームの雄、 Wesnoth(アプリは有料。PC版が無料です)

この画面だと、「エルフ型ユニットは森の移動と攻撃が得意で、ドワーフ型は山が得意」
みたいなことが書いてありますがこれが毎回変わります。

いくつあるか知りませんが「○○という機能を使ってみよう。こんな時便利」みたいな
ちょっとした tips が毎回出てくるようになってます。

ほとんどのゲームって説明書を読まなくてもできるように設計されてますが、
その反面、細かなルールや機能は気づかれない、使われない可能性があるわけです。

これを、こうした tips で補う形ですね。

実際、Battle for Wesnoth もチュートリアルで学べるのは遊ぶのに必要な
基本だけで、複雑なルール等は起動画面で学ぶことになります。

起動回数が多い＝難易度が高くなっている＝ヒントが沢山必要という
問題を解決する美しいデザインだと思います。

■機能の案内をする

続きまして、赤ちゃん大好き Babytap。

「Variables are available on "setting" app」と書いてありまして、
「"設定"アプリに変数が用意されてるよ！」ということになります。

実際に Babytap を使ってる方分かると思うのですが、このアプリは
赤ちゃんが触って遊ぶことが前提になっているので、クリッカブルな領域が
たったひとつしかなく、しかもそれは遊び用なのです。

で、となると各種設定が全然できないので、それは「設定」というデフォルト
アプリからできますよ、と案内しているわけです。

ヒントにも似てますが、デザイン上仕方なく起動画面に入れている感じですね。

ちなみに、Babytapは類似の他社商品とは違って広告も一切表示されません。
実際表示してたら誤クリック発生しまくりで大変不評だと思います。

■広告を表示する

最後はTiki2(その昔、FreeAppNow のプレゼントでもらいましたｗ　いえい。)

これはフリーバージョンと有料バージョンがあるゲームなので、
無料画面の起動画面に有料バージョンもありますよ、という宣伝が表示されて
います。

レギュレーション詳しくないのですが、他社広告が出ているアプリは
見たことがありません。

その代わり、自社の宣伝についてはこのようなフリーバージョンでは
割とみている気がします。

動画のプリロールよろしく、少なくない数のアプリが起動される上に
見てしまいますよね。


クリエイティブな起動画面、是非いろいろ集めてみたいです。

*ちなみに、ゲームニクスの本を読むと Wesnoth みたいにゲームの
設計思想がどうなってるか的なところが分かります。