アイロンの重要性

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パキスタン人にとってなくなって困るのは
「アイロン」
である。

なぜ？
と思われる人も多いと思うのだが、下の写真右の少年が着ている
「シャルワール・カミース」
と呼ばれるパキスタンの南インドの民族衣装。



私たちにすれば一見だらしなく見える服だが、実はパキスタン人のファッションのこだわりが詰まっているのである。
・素材（夏場は綿、冬場はウール混、よそ行きはシルク等々）
・裾の長さ、形
・襟の形
・刺繍入り　等々

その中でも極めつけなのが、「ビシッとアイロンがかかっているかどうか！」なのである。
ヨレヨレのシャルワール・カミースを着ているいようものなら、皆から蔑まれてしまうのである。
どこで習ってくるのか分からないのだが、パキスタン人は誰でもビシッとアイロンがかけられる。
もちろん老若問わず男性もである！

パキスタン留学中のある日、学生たちと一緒に一泊旅行に出かけることがあった。
みんな一泊だというのに荷物を沢山持っているなと思っていると、それぞれの鞄から出てくる出てくる。
「マイ・アイロン」！！！
そして、お出かけ前には綺麗にアイロンをあてるのである。