※BL妄想日記です
苦手な方はお気をつけください。
秘密が始まった日のこと
オイラははっきりと覚えてる
ニノは泣いてて、気付くのが遅いって笑ってて
可愛くて、色っぽくて
オイラに優しく触れてくれた
「ニノ」
「…なんですか」
足元でちょこんと座ってるニノが今はすごく小さく見える
先に好きになったからとか、自分さえ我慢すればいいとか、そんなこと思ってたんでしょ
だったら今度はオイラが、ニノに秘密を持たせてやる
オイラがニノを、こっちの道に引き込んでやる
太 も も に 跨 が っ て 座る
「はっ?!ちょっ…」
「ニノもオイラのこと好きって言ったよね」
「だからそれはメンバーとしてだって!」
「ニノの好きとオイラの好きは同じだよ」
軟らかな髪に両手を差し込んで
さっき盛大にぶつけたおでことおでこをくっつける
「キスしよっか」
視界はニノの顔だけ
それがピクンって動いたのが見えた
思い出した?
ニノも記憶力いいもんね
「だから…同じじゃな…」
「同じだよ」
言葉を遮って、唇を重ねた
顎 を 掴 ん で 舌 を 入 れ る と
身 体 も 顔 も 、 逃 げようとしてた
でもこの体勢だと逃げられないよね
逃げられたとしても、絶対に逃がさないけど
ちゅ…
音をさせて 唇 を 離 し た
勢いだけじゃないキスは、それだけで身体が 熱 く なる
顔が赤いよ、ニノ
自分の感情、見ない振り出来てないよ
ゆっくりと腰を揺らした
「くっ…」
「分かる?」
「なに…が…」
「オイラの」
キスだけで 熱 く なってるオイラを角度を変えながら 擦 り 付 け る
「ほら…ニノも」
数枚の布越しに感じる 熱
「メンバー同士のただのキスなのに、こんなになっちゃうの?」
「…っ…ぅ」
声は 喉 の 奥 で 潰 されてるけど
はっきりと分かる形と形
「オイラがいつからこうしたいって思ってたと思う?」
「そんなの…知らな…っ…」
「気付くのが遅いのはニノだ」
首 筋 に 唇 を 落 として、ちゅっと 吸 っ た
つづく