血炎・32-3 「痛っ…ぁ…ごめ…なさ…役に…立てな… …やぁ…嫌われる… 嫌われる…やだ…嫌わないで …大野さん…嫌わないで…」 「うん」 「大丈夫…ですから…俺は大丈夫ですからっ 練習…練習してください…」 ちゃんとしたいのに もっと頑張りたいのに なんで俺は、こんなにダメなんだろう 「…痛いか?」 「…うっ…痛い…いたい…いたい…」 大野さんの側に 「いたいよ…」 ずっと側に 「いたいよぉ…」 つづく