※BL妄想日記です
苦手な方はお気をつけください。
「さっき 手を繋いでくれなかったし…
ニノが…俺のほう全然見てくれないから…」
シャツの裾をぎゅっと握って
涙を堪えているように見えた
「違うよ!全然違うよ!大野さんに無理させたら嫌だなって思っただけだよっ」
「…むり?」
「そう!ほら…恥ずかしいでしょ?
今日は何度も触っちゃったし
着替えも俺なんかにジロジロ見られたらやだかな~って
ね!思っただけだから!」
俺の言葉を聞いて、俯いてしまった大野さんは
ドアの前に立つ俺に近付いてきた
「…大野さん?」
そのまま、ぎゅっと抱きつかれる
「ど…したの…?
撮影終わったから…もう俺とじゃれなくてもいいんだよ?」
腰辺りから背中に回された手に力が入って
二人の身体がぴったりくっついた
「ちょっ…えっ?!」
あっ…服越しにお互いが触れあってますっ!
微妙に…いや、絶対に俺の勘違いだけど
わざとソコに圧をかけられているような…
心臓がバクバクいって
指先が痺れてくるのが分かる
ダ…ダメ…はんっ…反応しちゃうよー!!
「…まって…ちょっと待ってーっ!」
腰に巻き付く大野さんの腕を解いて
身体を反転させて、ドアに手をついた
あー!あっぶなーーっ!
また一人で突っ走っちゃうとこだった
そっか…大野さんはきっとすごく疲れちゃったんだっ
俺が慣れないこと無理矢理させちゃったから!
だから、目の前にたまたまあった俺に
抱きついちゃっただけだ
うん、そうだ…そうに違いない!
ふぅ~
大きく息を吐いて
早くなってしまった鼓動を落ち着かせようとすると
ピタッ
…むぎゅ
今度は後ろから抱きつかれてしまった
いやぁー!もうやめてぇー!
我慢出来なくなっちゃうからぁー!
変な声が出てきてしまいそうな口をグッと横に引いて息を止めると
前に回された大野さんの手がもそもそと動いた
…いやんっ
動かしちゃダメっ
この拷問から逃げる為に身体を捩ろうとすると
もそもそと動いていた手が
ズボッと服の中に差し込まれた
「ひゃっ!」
ビクッと身体が跳ねて
俺はそのまま固まった
「…仕返し」
後ろから囁かれた声に、鳥肌が立つ
つづく