トナリデ・15 | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

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こちらは妄想書庫でございます。大変な腐りようです。足を踏み入れる方は、お気をつけくださいませ。

※BL妄想日記です


苦手な方はお気をつけください。



こちらのお話は『トラワレ』続編です。





















「ん……あつ…い…」



身体が熱くて目が覚めた



ベッドの横に座り、大野さんの手を握りながら様子を見てたら

緊張しっぱなしの一日だったこともあって

そのまま寝てしまったらしい




意識がはっきりしてくると

自分の身体が熱かった理由が分かった



俺が寝ている間に目を覚ました大野さんが

ベッドから下りて、俺を後ろから抱きしめている…



「…なにやってんの?!寝てなきゃダメじゃない!」



「目が覚めたらニノが居たから

…なんでここにいるの?」



あ、そっか、覚えてないんだ…

どこから覚えてないんだろ…?



「フロアで会って、それで…一緒に帰ってきたんだよ」

「そう…」

「看病しようと思って…たんだけど、寝ちゃった

ごめんなさい」



顔色とか見たくて

…顔色もだけど、とにかく目を合わせて話がしたくて

首を後ろに向けようとした



だけど、大野さんは俺の右肩に左頬を乗せていて

顔を見ることが出来なかった





「…体調は?大丈夫?」



「さっき薬飲んだから

ニノが買ってきてくれたんでしょ

ありがとう」



薬を飲んだっていっても、そんなすぐ熱が下がるわけないし

風邪が治ったわけでもない



現に、背中に感じる大野さんの体温は、いつもよりずっと高い





「寝てなきゃダメだよ」



「……わかった」


大野さんは俺を離すと

ベッドに入り、俺に背を向けて、横になった



「部屋も片付いててびっくりした、ごめんね、ありがとう

もう大丈夫だから」



大野さんが、一度も俺を見ようとしない



なんで…?




「…あの、大野さん…体調のこと気付かなくて、ごめんなさい

会社で事故のこと聞いて、心配したよ

…なんで俺に連絡してくれなかったの?」



「必要ないと思ったから」



…必要ない?



「それはどうゆう…」

「プレゼン成功おめでと

おやすみ」




……あぁそう、わかった



大野さんが俺を必要としてない上に

遠ざけたいのは、よーくわかったよっ



俺は部屋を飛び出して、冷凍庫から氷を取り出し

それを持って戻ってきた




「寝る前に水分取ったほうがいいよ!」



制される前に早口で言い切って、氷をひとかけら口に入れ

俺に背を向けて横になっている大野さんの肩を掴んで

無理矢理こっちに向かせる



「なに?!…んっ」



何事かと驚く大野さんに構わず両手で頭を支え


強引に唇を重ねた




「ん…なん…でっ…ぅ…んっ」



俺を拒否する言葉を吐かれる為に開かれた唇の隙間に


氷を捩込んで


大野さんの口内で転がす




氷が溶けても、大野さんを離さずに

逃げようとする舌を追って吸い上げ、しつこく絡ませた





「はぁ…はぁ…」



唇を離すと、二人とも息が上がってたけど

俺は布団を剥いで

ベッドに上がった



「ニノっ?!」


「…イク顔見せて」



大野さんに跨って


下腹部に、手を伸ばした

















つづく