私の譜読みパターン | にのへ音楽院

にのへ音楽院

岩手県二戸市のピアノ教室。初心者から上級者までレッスンしています。
新規の生徒募集は終了しています。

最近、漫画のワンシーン持ち出してはふざけていたので、今日は真面目に書きます。

楽譜の写メ載せちゃいます。




楽譜が読めない

とはそもそもどういうこと?



と考えた時、


私もしばらく読めなかったなぁ。

大学の時も大して読めなかったなぁ。


と思い出しました。




そもそも音楽を

「言葉」

レベルで取り組んでいなかったので、




楽譜を読む

イコール

暗号解読


になってました。





記憶力と根性だけは自慢できるレベルだったので、



意味のないカタカナ



を覚えるのが得意でした。


イタリア語を知らなくても、イタリア歌曲をすぐ覚えてたくらいでした。

イタリア、フランス、ドイツ



ドーンナコトヴァデモイミナンカシラナクテモアンキカンタンダーヴェッシモ


状態。




ピアノもね!



ドシドレミソラシラファミレド…といったぐあいに、


ドレミファソラシド

の羅列の組み合わせ

一つ一つ暗記して

指に覚えこませる練習

を経て…弾けるようになってました。



これは、


楽譜読めてるって言っていい?




ひらがな読めてるけど、内容はまったく分かってないよ!

と一緒。


ぽたんれぱーら

意味わからんけど言える!みたいな感じ。



なので、生徒には楽譜を根性で読むんじゃなく

言葉として認識してもらいたい

と考えてます。



言葉として理解できてなければ、曲集を後戻りすることもかなりあります。

進歩してなければ、また簡単なところへ戻ります。

進んでなくていいんです。

理解できたら勝手に進みますから。




初見でできるレベル

が、

読めてるレベル


としてレッスンするので、考え方としては厳しいかも。

でも、理解してできることしか要求しないので、レッスン内容は楽だと思いますよ!




初見でできるには音符読みの知識もさることながら、

メロディーや和音を台詞として、構成をストーリーとして理解できてないといけません。




会話と一緒です。

私達は文字を書けるようになる前に、一通り話すことマスターしてますよね??


なぜピアノは、

音符から入るの?


という疑問がずっとありました。

(私の習った環境がそうだったので、色んな教室があると思いますが)





耳コピでできるのも、楽譜読んでできるのも、結局言葉のように理解してる必要があると思います。





私の譜読みパターンは、今こんな感じです。


曲選びのポイント

ある程度の速さで初見で最後まで弾ける(間違えながらも)曲しか選ばない!


これはめちゃくちゃ大事にしてます。

もちろん、知らない世界を見るために難曲にチャレンジもしますが、それはそういう勉強という風に割り切ります。



今はノクターン13番をレパートリーにするために練習してます。



装飾音のタイミングを美しいと思う弾き方を模索したり



私は手が小さいので、左の和音を崩すか両手で取るかを弾きやすいほうを探したり。

右で取れるかな?というところを見つけるのも好き。



アルペッジョの技術が苦手なので手の開き方や指くぐりのベストな方法を見つけて、筋肉レベルで覚えこませたり(これは、いわゆる技術練習)



間違えやすい和音の進行をしっかり理解をしたり

(和音の変化に見せかけた隠れたメロディーなのか??)



まずは、初めて弾く曲はこんな作業をしてます。





楽譜を読むことが暗号解読ではなくなってから、新しい曲を仕上げる(暗譜まで)のはすごく速くなりました✌︎('ω')✌︎


バッハなんかは、メロディーを根性で覚えないでパターンや変化を発見していくとめちゃくちゃ早く読めたりします。





楽譜を読んで弾けるようにするために、ピアノで遊べるようになるといいのかな(・・?)とは思いますが、ピアノで遊ばせるっていうのが中々ハードルが高い。

(´;ω;`)