Ubuntu 16.04 LTSをインストール | ニンジンジュースのブログ

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2016/04/30 公開

2016/05/01 修正

 

rtmpdump + librtmp1がUbuntu 14.04では(正式には)提供されないとのことなので、ちょうど最近リリースされたUbuntu 16.04 LTSをインストールすることにしました。

 

私のPCは1台目のHDDにWindows 8.1、2台目のHDDにUbuntu12.04と14.04がインストールされています。

 

12.04を削除して16.04をインストールしました。(gparted などで予め12.04のパーティションを削除しておくと新しいUbuntuをインストールする際にGRUBの選択肢で選択できてよいです。)

 

困ったこと1

 

(前にUbuntuをインストールしたときも苦労したのですが)UbuntuインストーラがWindowsのUEFIエントリーを無効にして、GRUBからWindwosを起動するように変更してしまいました。

 

GRUBからWindows8.1を起動すると、UEFIを修復するのですが、今度はUbuntuのGRUB が不整合で、grub-rescue>というプロンプトが出て、GRUBメニューが表示されなくなりました。

 

なお私のPCではUEFIのSecure Bootが有効です。

 

boot-repair-diskというISOファイルをCD-Rに焼いて修復しようとしたところ、UEFIに対応していないので、修復できないと断られてしまいました。

boot-repair-disk ISOをUEFIでブートするには、 USBメモリディスクに対応ソフトでコピーするとできるとわかりました。しかし、 Ubuntu16.04のインストーラDVD-RはUEFI対応なので、Ubuntuをliveモードでき起動してboot-repairをapt-getして使うのが簡単だと分かりました。

 

boot-repairは収録されていないのでPPA からインストールしなければなりません。

$ sudo add-apt-repository ppa:yannubuntu/boot-repair

$ sudo apt-get update

$ sudo apt-get install -y boot-repair

$ boot-repair

 

Ubuntu liveモードでboot-repairをインストールし起動し、おすすめの修復モードで修復してみました。

たしかに今まで起動できなかったGRUBが起動しました。しかし、やはり、Windowsを起動すると次はGRUBが起動しなくなりました。

 

実はおすすめの修復は必ずしも好ましくないということが後でわかりました。特に、HDDを2台備えて、WindowsとUbuntuを住み分けている私のような場合は、好ましくありません。

 

このわけは、「Ubuntuインストーラもおすすめの修復」も、WindowsがインストールされているUEFI領域にGRUB用の情報を書き込むからです。UEFI領域というのはHDDの先頭付近にあり、FAT32でフォーマットされているパーティションです。

 

Windowsを起動するとこの領域を修復するので、次からはGRUBが起動しません、

 

 

正しいやり方は、次だと思います。

 

Ubuntuをインストールします。他のOSと協調共存するというようなオプションで実行します。そうしておけばGRUBに各OSの起動メニューが表示されるようになります。

 

PCを再起動するとGRUBが起動するので、Ubuntuの起動確認をしたら再び再起動してWindowsを起動します。Windowsが起動するとそのHDDのUEFI領域を修復するので、GRUBが起動しなくなります。

 

UbuntuインストーラDVDでUbuntu liveを起動し、boot-repairを起動します。画像は日本語ですが、Ubuntu16.04インストーラは日本語リミックスではなかったので実際には英語でした。

 

 

おすすめの修復は実行せずに、高度なオプションを選択します。

 

 

GRUBの位置タブを選択します。

 

 

ディフオルトでは、別パーティションに/boot/efiを構成のチェックが入り、sda1が選択されていました。

 

/boot/efiはUbuntuの/etc/fstabを見るとどこをマウントしているか確認できます。(万一/boot/efiが準備できませんといったメッセージが出てる場合はfstabを正しい位置に書き換えると治ります。)

 

sdaはWindows8.1のHDDですので、/boot/efiをsdaに置くとWindowsが起動した際に修復されてなくなってしまいます。なのでチェックを外します。すると次のように表示が変わります。

 

 

GRUBを置く場所は、Ubuntuが入っているHDDつまりsdbを指定します。

 

 

 

そもそも、、、、

Windwos8.1の入っているHDDを取り外して(HDDから電源コネクタとSATAコネクタを外すだけなので簡単)からUbuntuをインストールし、、後でWindows8.1のHDDを取り付ければ、もっと簡単だったかもしれません。

 

 

困ったこと2

 

日本語対応リミックスインストーラがまだリリースされていないので、オリジナルのインストーラでインストールしましたが、日本語入力がうまくできませんでした。

 

入力ができるようにしたら、今度はDashでの英語入力がうまくできなくなってしまいました。

 

→ 16.04を再度インストールしたら問題はなくなりました。システも設定の言語サポートを開いて不足しているソフトウェアをインストールするだけで、日本語入力も英語入力も問題ありませんでした。うまくいかなくなったときは、iBusやらanthyやらSCIMやらをインストールしてごにょごにょ設定していたからだと思います。ディフォルトの fcitx + MozcでOKでした。

 

 

Ubuntuのインストールの弱点はブートローダにあるので、インストールしたらまず真っ先にマルチブートが思った通りにできるかどうかを確認する必要があります。