純国産線香花火対決 【柳】VS【三河伝承大江戸牡丹】VS【牡丹桜】 | 創業90余年『人形のモリシゲ』ブログ

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純国産線香花火【線香花火「柳」】

純国産線香花火【線香花火「三河伝承大江戸牡丹」】

純国産線香花火【線香花火「牡丹桜」】

純国産線香花火対決 【柳】VS【三河伝承大江戸牡丹】VS【牡丹桜】
三点とも三州火工株式会社の線香花火です。
「柳」は、三州火工のオリジナルと思われます。
「三河伝承大江戸牡丹」は、東京の山縣商会が監修販売しているものです。
「牡丹桜」は、愛知県岡崎市の稲垣屋が監修販売しているものです。
三河は、徳川家康生誕の地であります。
戦国時代、家康は故郷であるこの地に火薬の製造、貯蔵を特別に許しました。
当初は、軍事目的の火薬も、平和な時代を迎えるとその役目を終え、観賞用の火薬「花火」として生まれ変わりました。
「三河の国が花火の発祥の地」と言われる所以です。
現在もこの伝統を引き継ぐ多くの花火職人により、様々な花火が作られています。
日本古来の線香花火もこの地で多く作られておりました。
しかし一本一本手で火薬を和紙に撚り込んで作る線香花火は、安価な外国産に押され、また線香花火を作るよい材料がなくなってしまったことで国産品はほとんど姿を消しました。
あの小さな火の玉から飛び出す大きな松葉花火、消えそうで消えない可憐で優しく、どこか懐かしい線香花火・・・。
この素晴らしい花火を復活させ、残したいという思いから、誕生した三州火工の純国産線香花火の3商品・・・
日本の心、線香花火をどうぞお楽しみください。
  いにしえの緋色、香り、
       本物の華燭をいまここに
(参考文献 稲垣屋 日本の伝統美「牡丹桜」より)