猛吹雪の3連休でした。皆様のところはいかがでしたでしょうか?!


この大荒れのお天気の中、サロンにいらして下さいましたお客様・・・

ありがとうございました。


あまりの大雪で、久しぶりに目の前の海が見えない状況になりましたが

これまた久々のキャンドルの演出(雨や雪で海が見えない場合はキャンドルをたくさん

灯して幻想的な雰囲気を演出します♪)をしました。



1~2月に関しましては、お天気が荒れて来ていただくのが大変な場合

朝9時までにご連絡いただければ何度でも変更可能ですので、お気軽にご予約

下さいませ。





さて、今日も和歌山紀行いきますよ~。

今日はいよいよ・・・・熊野三山神社です!



熊野三山とは・・・熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社のことです。


この3つを参拝する熊野詣が、平安時代に貴族の間で流行り

江戸時代には庶民の一大ブームとなったのです。




その参拝道の一般的なルートは和歌山側から中辺路というルート。


田辺市から山に入りたくさんの峠を越えてまずは本宮大社。

そして吉野川下りをして速玉大社。海沿いを歩いて最後は那智大社。


参拝を終えたら、那智から本宮までこれなた厳しい峠道を歩いてもどり

さらに来た道を戻って帰る・・・行程は約2週間だったそうです。






今回はその一般的なルートとは逆で那智→速玉→本宮大社の順で参拝しました。


最初は那智大社。

神社から滝への道は竹林の中うっそうとしています。


竹林は北海道にはないので、竹を見るだけでファンタジー?といいますか、日本昔話の世界に

引き込まれてしまうんです。




                  


そんな中現れた、那智の滝。

写真やテレビで見るよりもずっとずっと大きく、長く、神々しい存在でした。



     


滝の上を見ると白い紙で祀られています。


熊野は古来より自然崇拝らしく、那智では滝、速玉では岩、そして本宮では川を神そのものとして

祀っているとのこと。



次に向かった熊野速玉大社。

ちょうど境内には色鮮やかな山茶花が咲き乱れていました。

(注 さざんか・・ですよ~。やまちゃばな☆と読む方は相当の[どうバカ] です♪)




1月って、道路沿いにはみかんや八朔、伊予かんなどの鮮やかなオレンジ色が目に

飛び込んでくるし、家のお庭には山茶花や寒椿のピンク色、そして何かの実である赤色・・・


目にまぶしい新緑の代わりに、そんな原色の色が気持ちを明るくしてくれたので

訪れるのにも良い時期だなと思ったのでした。









最後は熊野本宮大社。

もともと川の中州に建てられていたこともあり

山々に囲まれた盆地にあるため、雲海が発生しやすいのか、向かう途中の峠からも

雲海が見えました。


この雲海が訪れる参拝者に、より神秘的で畏敬の念をもたらしていたのでしょうか。





まずは日本一大きな鳥居が立てられている、元本宮があった川の中州へ・・・

まだ雲がすこしたなびいていたので、幻想的な雰囲気に包まれていました。




熊野三山へお参りするには、この本宮の向かいにある本宮ビジターセンター「熊野本宮館」に

最初に行くことをお勧めします!!


中には歴史などが詳しく説明され、中でも一遍上人の描いた熊野絵巻が素晴らしく

参拝の様子、消失してしまった中州の中の大社の様子、熊野古道歩きの様子などを見ていると

すごくイメージが沸いたのです。








現在の本宮は明治時代の大洪水で建物が流された後に、近くの高台に移設されたもの。

とはいえ、まだ100年とちょっとしか経っていないとは思えないほど、

まるで最初からそこにあるかのような、古さと落ち着きがありました。