離島日記

離島日記

私は22歳の時に骨肉腫と診断され、当たり前に過ごしていた毎日が大切で幸せだったと思い知りました。
離島の福祉を知るため今、伊豆諸島にある利島という島に住んでいます。
離島の福祉とともにがんになった経験を価値にしてこれから発信していければと思っています。

今日は利島村に来たことについてお話ししたいと思います。



 

正直、利島村に来るまで利島村のことをほとんど知りませんでした。

知ることになったきっかけが、転職活動の際、転職サイトに福祉のみキーワードを入力し検索した時。その中に偶然利島村の求人がありました。島の写真や働いている方々の“声”を見る中で、島の福祉を知りたい!という思いが日に日に強くなりました。

求人を見つけてから応募するまで約1週間。
ここで応募しないと絶対後悔する!と思い、勢いのまま周囲へ相談もせずに応募していました。応募してから採用をいただくまで約1か月。その間に実際利島村を訪れ、暮らしや職場を見学しました。

驚いたのは、すれ違う村民の方々が「こんにちは」と挨拶してくださったこと。利島の人の温かさを感じました。
一方で、急な坂が多くこの足で普通の生活ができるのか、生活面の不安もありました。
そんな不安は、応募先へ直接お伝えすることで解消されていきました。

そして、転職するにあたり不安だったがんについて話すことは、前回のブログにも書いたとおり、履歴書からがんのことを記入しました。すると採用担当の方が、私が過去に自分のがんについてお話した映像を拝見されており、すでにがんのことは理解されていました。そのため、面接でもスムーズにお話しすることができました。

転職活動によって学んだことは、がんになった私を見ているのではなく、私という人を見ているということです。
今までがんになったことによって、がんになったからやりたいことができなくなった、がんになったことによって見た目が変わったなど、がんを主語にしてきました。
しかし、あくまでも主語は私であり、がんは私のひとつであることを実感しました。

これからも自分自身を主語にすることを忘れないようにしたいと思います。
そして、受け入れていただいた利島村、現在の職場に感謝を忘れずに“今”を大切にしていこうと思います。

今回も読んでいただきありがとうございました。