レトロ建築を見に行くサイクリングとか好きだ。

奈良時代のお寺とかは古すぎて興味は薄いけど、ちょっと生活感のある明治時代以降の近代建築や巨大建造物がいい。

 

見て回る内に、設計者や関係者の経歴にも興味を持つようになった。

例えば、中央停車場や大阪中央公会堂、日本銀行を設計した辰野金吾さん。

同志社大学や関西学院大学などの校舎、多くの日本基督教団の教会や個人の洋風住宅を設計した滋賀県近江八幡市のウィリアム・メレル・ヴォーリズさん。

旧遷喬尋常小学校や吹屋小学校など、江川式疑洋風建築と呼ばれる木造物件を手掛けた岡山県建築技師の江川三郎八さん。

 

かつて訪ねた岐阜県の木曽三川公園船頭平河川公園で、デ・レーケの名前を知った。

 

ヨハネス・デ・レーケ(Johannis De Rijke)は、明治政府のお雇い外国人として、土木指導の為にオランダからやって来た。

約30年間日本に住んで、河川改修や砂防工事、港の開港などに貢献した。

農林水産省の土木史の偉人の一人だ。

 

 

今まで訪ねたデ・レーケの建造物を紹介。

 

【デ・レーケ堰堤】 京都府木津川市

不動川砂防歴史公園周辺に数か所の石積み堰堤がある。

 

不動川砂防公園のデ・レーケ胸像

 

【羽根谷巨石堰堤】 岐阜県海津市

 

羽根谷だんだん公園のデ・レーケ胸像

だんだん公園内の砂防遊学館にはデ・レーケについての展示もあり勉強になります。

 

【四日市港の潮吹防波堤】 三重県四日市

高波を防波堤の穴に分散させて被害を軽減させるそうだ。

 

【田川カルバート】 滋賀県長浜市

高時川と姉川の合流点に田川が合流し、水害が多く発生していた為、姉川の下に田川を通す立体交差を行った。

 

【鎧堰堤】滋賀県大津市

天神川上流の砂防堰堤。前回、登山道を30分歩いて訪ねた所。

 

【オランダ堰堤】 滋賀県大津市

草津川上流の砂防堰堤。

 

オランダ堰堤の近くにあるデ・レーケ胸像

 

他には、福井県三国港のエッセル堤や千葉県の利根運河も訪ねている。

そうなると、他の物件も見てみたいとか同じ型で作ったと思われる3体の胸像は他にもあるのかな?とか、他の近代土木遺産は?とか気になる。

調べだすと気になって、私の『行きたい所リスト』がどんどん増えちゃう。

 

 

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