息子の年より若い社員との同行は、移動中の車内で色々な話ができて面白い。

今の若手はスマートフォンでテキパキと仕事をこなしている感じがする。得意先との連絡や調べ事のスピードがとても速い。

 

国道2号線を通っていると、公園に展示してあるものを見て聞いてきた。

若手 『あのヨットみたいなのって何スかね?』

私 『堀江謙一さんのマーメード号やん』

 

若手 『??? 知らないっス』

私 『えっ?君、兵庫県出身やのに、堀江謙一さん知らんの? じゃあ、植村直己さんは? 有名な冒険家やで!』

 

若手 『冒険って・・・ 僕、ドラクエよりモンハンでしたから・・・』

 

冒険って言葉は今じゃリアルで使わないようだ。

じゃあ、彼らの冒険に代わるワクワクする気持ちになる(呪文の)言葉って何なんだろう?

 

 

 

そんなこともあって、昔読んだ堀江謙一さんの自叙伝を読み返してみた。

 

■太平洋独りぼっち 堀江謙一著

1938年大阪生まれ、1962年24才の時に西宮ーサンフランシスコ間の太平洋単独横断航海を行う。

 

当時は船での出国者にパスポートが発行されず、サンフランシスコで『実はパスポートが無い』と言うと、『コロンブスもパスポートは持ってなかったぜ!』ってエピソードに感動した覚えがあるが、再読した本にはその事は書いてなかった。思い違いだったのだろうか?

今読んでも、若き堀江君の文言にワクワクできた。

でも、2004年の東回り世界一周した時の本では、表現方法に年齢を感じちゃって感情移入できなかったな。

 

 

本は紀行文が好きだ。

自身の経験談に冒険を感じるからだと思う。

そして、旅のインスピレーションを感じるんだ。

 

■ブルべのすべて 鈴木裕和著

ノウハウ本は読まないけれど、これは著者の経験談だ。

だから、結構分厚い本だけど一気に読めてしまった。

でも、ブルべに挑戦しようと思って読んだわけじゃない。

 

 

■自転車 パスハンティング  薛雅春著

1989年発行の古い本を読み返してみた。

学生時代はニューサイクリング誌の薛さんのレポートが好きだった。

北海道での『いつまでも沈まない夕日を追いかけて走る・・・』とかのフレーズが高校生だった私の旅心の琴線に触れた。

今も読み返すと心の震えを思い出すようだ。

 

しかし、発刊された1989年って、ツールドフランスでも初のアメリカ人マイヨのグレッグ・レモンの登場やMTBなど、国内でのランドナーブームに陰りが見えていた時代だったはず。パスハンなんてニッチなジャンルならなおのことだったろう。

長く輪界のメディアに携わった薛さんはパスハンの普及じゃなくて、記録を残したかったんじゃないかな?

 

 

■放浪哲学 中西大輔著

1970年生れ。1998年から2009年までの11年間で130ヶ国、15万キロ走行の自転車世界一周のサイクリスト。

旅日記だが、彼が経験する冒険記として興味深く読めた。しかし、タイトルの『放浪』に違和感を感じる。

私の放浪って言葉のイメージは『目的なくさすらう』ことなんだけど、彼にとって11年間の旅は『放浪』だったんでろうか?

彼の事はメディアでも見たことはないけど、そこそこ厚い本の何処にも『放浪』の言葉は出てこない。

 

 

 

旅に憧れた子供時代、夢中で見ていたのは朝の情報番組『おはよう700』のキャラバンⅡだった。

1976年~1980年のアラスカ→フエゴ島80,000キロを見ていた。

外国の道を走る埃だらけのカローラリフトバックがカッコよくて、番組で流れるオリビア・ニュートントンジョンさんのカントリーロードやル・ミストラルの青い地平線に感動してた。

 

 

 

おはよう720 キャラバンⅡ

https://www.youtube.com/watch?v=lBn7fAu1-q8

 

青い地平線

https://www.youtube.com/watch?v=a3cdYutx5pU

 

 

私のサイクリングはそんな旅のニュアンスを含みたいと思っている。

ミニベロで走ってると『ポタにいいですね』なんて声を掛けられるけど、私はこれを旅の自転車だと思ってます。

 

 

 

 

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