春のアヤメ平〜尾瀬ヶ原ハイキング / Spring Hiking in Oze ② 🌸🌼🌱🥾⛰️

June 1st 2024



チングルマ/稚児車 Geum pentapetalum, Aleutian avens
バラ科ダイコンソウ属の落葉小低木の高山植物。
実の形が子供の風車(かざぐるま)に見えたことから稚児車(ちごくるま)が訛ってこの名前。
高山の雪渓周辺の多湿地に生える。高さは10cmくらい。枝は地面を這い、群落を作る。花期は6〜8月。
花期後、花柱が3cm程に伸び、羽状の長い毛が生える。果実は痩果。



可愛いチングルマが咲き始めていました。🌼 水滴の宝石💎をまとっていましたよ。✨✨😍
黄色い雄しべがくるるん〜もしゃもしゃしていて、余計可愛い〜💛😆



ワタスゲ/綿菅 別名:  ズズメノケヤリ/雀の毛槍 Eriophorum vaginatum, hare’s-tail cottongrass, tussock cottongrass, sheathed cottonsedge
カヤツリグサ科ワタスゲ属の多年草。
白くふっくらした果穂を綿にたとえてこの名前。
花期は5月~6月ごろ。花は小さくてうすい緑色をしていて、あまり目立たない。花が終わると直径2〜3cmの白い綿毛を付ける。

標高の高い横田代ではまだワタスゲの花が咲いていましたが、これは雨に濡れた綿毛のようです。🤍



傾斜湿原・横田代の上部より



至仏山や雪が残る越後の山々、カッコウの囀り… 素晴らしい景色と自然の音を堪能しました。🥰



ヒメシャクナゲ/姫石楠花 別名:  ニッコウシャクナゲ/日光石楠花 Andromeda polifolia, Bog rosemary
ツツジ科ヒメシャクナゲ属の常緑小低木。樹高10cm〜30cmくらい。
シャクナゲに葉が似ていて、花が小さい事からこの名前。
枝先につぼのような形の小さな花を下向きにつける。

ヒメシャクナゲは、開花寸前のつぼみでした。💗😊



イワカガミ/岩鏡 Schizocodon soldanelloides
イワウメ科イワカガミ属の常緑の多年草。
岩場に多く生え、葉に光沢があることから「鏡」に見立ててこの名前。
湿り気のある斜面の岩場などに生える。1~1.5cmくらいのピンクの花が数個かたまって下向きに咲く。釣鐘型の花弁の先は、細かく切れ込んでいる。

湿原にちょこちょこ咲き始めていました。💕 イワカガミは下向きに花をつけることで蜜を吸える昆虫を限定しているそうです。チョウやハチなどは蜜を吸え、ハエやアリなどは蜜が吸えないんだとか。🤭



横田代の一番上からの景色 ⛰️🏔️
この時、尾瀬ヶ原は霧に包まれていたようでした。
(右側、山並みと樹林帯の間に白い雲☁️が見えます。)



ギンリョウソウ/銀竜草 別名: ユウレイタケ Monotropa uniflora, ghost plant (or ghost pipe), Indian pipe, corpse plant
山地のやや湿り気のあるところに生えるツツジ科ギンリョウソウ属の多年草。
全体が白色で葉緑体をもたない。菌従属栄養植物の1種で、ベニタケ類の菌糸から栄養を得ている。葉の退化した鱗片葉が多数互性する。

まだ時期が早くて会えないかな、と思っていた銀ちゃんを発見しました。👻👻👻🤩 出始めたばかりのベビー銀ちゃん。😆 横田代を過ぎてクマザサやシラビソ、ハイマツが生える地帯で見つけました。😍



この日の最高地点、中原山(1968m)のすぐ手前の小さな湿原へ

南側の眺望が開けて、片品村や赤城山、武尊山がよく見える場所です。
画像は歩いてきた木道を振り返って… 正面には笠ヶ岳と至仏山 ⛰️⛰️



こちらの湿原にもイワカガミやヒメシャクナゲが。🌸💗




イワナシ/岩梨 Epigaea asiatica
ツツジ科イワナシ属の常緑低木。
果実の味がナシに似ているのでこの名。
花期は5月下旬〜6月中旬。果実は夏に熟し、生食のほか果実酒にできる。




ハイマツ帯にはこんな可愛いピンクちゃんがいました。💕😻