みや)ああ 霞の中伸ばした腕が少し震えている

焚吐)海岸線午前四時

みや)ああ 不安と高揚感 一緒くたにして

波は揺らめいていた

 

焚吐)未来はそう 封を切る前の前

出来上がってさえいない原材料

「まだまだ足掻ける ここから駆けるんだ」って

みや)君の

)君の

みや)一声で全て始まる

 

みや)一二の三で飛んでいこう

目は閉じていて構わない

熱を帯びる夢

焚吐)瞼の裏でもうずっと

思い描いてきたエクスプレス

とうとう発進です

 

みや)ああ 明けた空が誘っている白いアーチを成して

焚吐)僕らを待ち構える

みや)「その期待こそが足枷なんだ

どうか放っといてくれよ」

 

焚吐)いつだってそう忙しい生き物だ

頼まれちゃいないのに今日だって

何十回目かの愛や夢に四苦八苦

みや)正直

焚吐)うんざり

みや)することもあるけれど

 

みや)地平の向こう

一心に目を凝らすのも無駄ではない

高らかに歌え

焚吐)僕らが明日を見ていた丁度その時

明日の方も僕らを見ていた

 

みや)願いだって未来だって

僕らはむしろ曖昧な方がいい

焚吐)飛び方もなんとなくで良い

きっと きっと

みや)きっと きっと

焚吐)きっと きっと

そっちの方が長く飛べるや

 

二人)一二の三で合図して

目は閉じていて構わない

熱を帯びる夢

あらゆる闇を消し去るようなエクスプレス

とうとう発進です