7. 22, 2018

 

猫の生活はほぼ、食べる、排泄する、身繕いする、眠る、遊ぶ、の繰り返しのようだ。(未だ見せない面を隠し持っているに違いないが。)

 

その中でも睡眠に費やす時間は圧倒的に長い。話には聞いていたけれど、これほどとは思わなかった。(長年猫を飼っている人には「何を今更!」でしょう。)従来ハンターであった猫が狩りのためにエネルギーを温存するのは生き延びる必須要件であるとものの本に書いてあった。無駄な動きをしないで狩りに備えるのだと。しかし、狩りをしなくなった家猫が本能のままに「食っちゃ寝」を繰り返しているとどうなるか。人間と同様メタボ街道をまっしぐら。そうならないよう、最初から気を引き締めて飼うようにと保護猫カフェのボニータさんから教わった。

 

            

 

もうひとつ、猫の身繕いには感心する。食べたあと、必ず長い「お化粧タイム」がある。手を舐め、その手で顔をぬぐい、腕、足、お尻、背中、あらゆる場所を器用に舐める。二匹揃って同じことをする。並んでそれをやると、まるでシンクロナイズド・グルーミング(synchronized grooming)。二匹いると、それでは済まない。互いが互いを舐めあう。自分では届かない首の周りや、背中も上手に舐めあう。だが、時にお世話が過剰になると、舐められていたほうが突如「フギャー、もういい!」と飛び上がる。喧嘩勃発かと思いきや、他方があっさり引き下がれば何事もなかったようにまたそれぞれに戻る。いつの間にか並んで眠っていて、平和なものだ。