2007年06月15日

サフラン急騰 -転換-

テーマ:商品市況
対日価格2.3倍に -26面-

洋食などに使うスパイス、サフランの対日輸出価格が急騰しています。指標となるスペイン産の6月価格は1キロ1600ドル前後。2007年物が出回り始めた昨年11月に比べ、2.3倍となりました。主産地イラン、スペインの雨不足で減産となり、需給が締まっています。

当たり前っちゃあ当たり前なのですが、サフランなんてものの価格にも指標モノがあったとは初めて知りました。
しかしサフランなんてもんそう滅多に買うものじゃありませんし、仮に倍になってたとしても普通の人は気がつかないかもしれませんね。
記者なんてスペイン料理屋のパエリアの値段が3割上がってたって気がつきませんよ。
行きつけのお店なんてありませんから。

それにしてもここんとこ穀物やら魚介類やら、食品関係は値上がりのニュースばっかりですね。
え?こんなものまで??っちゅうのもいくつかありましたが、記事に取り上げそびれたものも多いです。
こないだはたしか「糠床が値上がり」なんてのも出てて思わず笑っちゃいました。
こうなると「商品市況」の範囲というものも気になったりします。

しかしこれで消費者物価が上がらんっちゅうのも不思議ですね。
ハイテク製品やケータイの通信料金の値下がりなんかで物価指数としては見えにくくなってますけど、そのうち円安とあいまって誰でも実感せざるを得ないようなインフレがドカーンと来ても、むしろぜんぜん不思議じゃないように思います。
雇用コストが上昇している小売業が「うちもいつまでも安売りやってられんのよ」と開き直るようなことがあったらアウトでしょうね。

うーん、記者、以前は大手スーパーに対して「いつまでもデフレ競争やってるから不況から抜け出せねえんだよ」的な記事を書いたこともあるのですが、いざインフレリスクを目の前にすると、「いやいやいや、やっぱりスーパーさんは消費者の味方じゃなくっちゃ」、などと宗旨替えしちゃいそうであります・・・。
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2007年04月13日

日中で最大1万トンの開き -テクニック-

テーマ:商品市況
ウナギかば焼き供給見通し -24面-

中国産ウナギかば焼きの今年度(06年9月-07年8月)の供給見通しについて、中国の生産者と日本の輸入商社との間で大きな開きが生じています。夏の最需要期に向け、出荷価格を高値で維持したい生産者と安値で手当したい輸入商社との間の価格面での主導権をめぐる綱引きが背景にあります。
都内でこのほど開催された日中鰻貿易会議で双方が報告。中国側はウナギの成育遅れなどを理由に供給を3万-3万5千トンと見込む一方、日本側はシラス稚魚が昨年は多かったことなどから4万トン以上が供給できると主張、見通しに5千-1万トンの開きが出ました。


「日中鰻貿易会議」

日中首脳会談に注目が集まる裏で、こんな会議が開かれていたそうです。
うーん、なにやらおいしそうな匂いが漂ってきそうですね。
その会議、うな重を食べながらのランチミーティングだったのかどうか気になるところですが、交渉の行方のほうも、夏場にはやっぱりかば焼きを食べたい記者としては気になるところ。
国内卸値は現在1キロ1700円前後のところ、中国側は1キロ1900円程度を提示しているとのことですが、はたして今年の夏は安くておいしいウナギを食べられるのでしょうか?

巷ではROLLYさんの「エアウナギ」がひそかに話題になっているようですが、あまりにウナギが高騰するようだと、記者は「エアうな重」を食べるハメになるかもしれません。

ええ、もちろんお代は「エアお勘定」です。
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2006年11月09日

干ばつで軒並み高騰 -あちらもこちらも-

テーマ:商品市況
豪州産農畜産物 -24面-

試験に出ます!オーストラリア産農畜産物の輸入価格が軒並み高騰しています。産地が2002年以来となる深刻な干ばつに見舞われ、供給量が落ち込んでいるのが主因です。影響は牛肉や羊毛、野菜、小麦など広範囲に及んでおり、一部の品目では日本国内の卸値にも反映され始めました。豪州産は日本の農畜産物輸入額の1割を占めるだけに、高根の波紋は食品業界を中心に幅広い分野に広がりそうです。

高校の地理の地図帳のような図が妙に気に入ったので取り上げてしまいましたが、でもオーストラリアがそんな干ばつだとはよく知りませんでした。
牧草が育たないため羊や牛の成育に影響が出ているそうで、豪州産冷蔵牛肉の輸入量は10月以降2割以上も落ち込みそうな状況にあり、既に大手小売店などでは数量を確保するのが難しくなりつつあるようです。

BSE問題で米国産牛肉の輸入が止まり、牛丼屋をはじめとする国内の外食チェーンなどはこぞって豪州産牛肉にシフトしていましたが、これまたやっかいな話ですね。
吉野家など一部では米国産の輸入を再開していますが、まだまだ大半の事業者は豪州産に頼っているはずですから。

そういえば、昨日(8日)発覚した米国産牛肉の誤出荷問題について、まだ米国産の輸入再開に踏み切っていない某チェーンのお偉いさんがこれみよがし?に「恐れていたことがおこってしまった!」などとことさら大袈裟にコメントしていましたが・・・


こっちのほうがよっぽど恐れていた一大事なんじゃないの??
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2006年08月16日

コリンキー -さくさく-

テーマ:商品市況
野菜ニューフェース② -22面-

コリンキー鮮やかな黄色で一回り大きいレモンのようなコリンキー。外観からは想像もつかないが、日本生まれのカボチャの新品種だ。皮ごと生で食べられる。浅漬けやサラダにすると暑さが和らぐようなさっぱりした食味が楽しめ、知る人ぞ知る夏の人気商材になりつつある。
関東は6-7月、東北では7-8月に出回るが、知名度が低く生産量も少ないため、まだスーパーの店頭などでは見かけない。今のところ地元の直販所を通じた「地産地消」が主な流通ルートだ。
秋田県の大内農産物直売所ひまわり会(由利本荘市)では、1個当たり平均300g前後で、大きさによって店頭価格は100-200円。キュウリとあわせた浅漬け(300g150円)も人気商品という。
関東では神奈川県や山梨県などでも生産している。


原油や鋼材の価格がいくらかとかニッケルが高いとかDRAMが冴えないとかいう商品の市況よりも、いつぞや本紙でも連載した「マグロのイロハ」や、連載はしなかったけど気になっていた「牛肉のイロハ」のようなシリーズもののほうに興味をそそられるのが商品市況面。
今回のシリーズは「野菜ニューフェース」で、「独特の形や色、栄養素などで消費者を引き寄せ、調理への活用が増えそうな注目野菜を紹介する(15日付日経)」そうです。

第1回の昨日はくせのある香りが特徴という「パースニップ(白ニンジン)」でしたが、第2回の本日は「コリンキー」です。

・・・ええと、記者、どちらもまったく知りません。

どうやらパースニップのほうは多少メジャーなようで、楽天で検索すると園芸用の種子も含めて何件かヒットする(⇒検索結果)のですが、コリンキーに至ってはヒットはゼロで、やはり相当マイナーというか、記事のとおり生産地でしか売ってない「地産地消」の色が濃いようです。

鮮やかな黄色とありますが、なんせ新聞、それも商品市況面なんでまったくの白黒。グーグルの画像検索で見ると(⇒検索結果)、なるほど確かに大きめのレモンですね。
味のほうもカボチャ独特のあのほくほくした感じはないそうで、

「皮ごと生で食べられる」

「浅漬けやサラダにするとさっぱりした食味」

おい、お前はカボチャかレモンかどっちやねん!
って、いや、だからカボチャなんですけど、でもどっちでもいいです。
ああ、どんな味なんだろう。
食べてみたい!

品種を開発したサカタのタネ(東証一部上場の種苗大手)によると、2001年の販売開始した当初は人気が出なかったものの、食べ方などが広まった昨年から今年にかけて販売が伸びてきたということですが、きっと夏にぴったりの味なのでしょう。
それにしても、何をどうしたらこんな皮ごと生で食べられるさっぱり味のカボチャが生まれるのか、不思議なもんです。

サカタさん、そのおいしさの秘密は・・・?


「教えてあげないよ、ジャン!」



※もちろん、カタのタネにきいてみたわけではありません。
※ちなみにサカタのタネのサイトによると、「従来の西洋種のカボチャが、熟した状態で収穫し、果肉が持つ甘味を生かした調理に使われるのに対し、『コリンキー』は、未熟果(幼果)を収穫し、和洋・中華をはじめサラダや浅漬けなど広範囲に使用できるまったく新しいタイプの新型カボチャ」、「未熟果の状態では無味無臭であることが大きな特徴」だそうで、どうやら未熟果で収穫できることに秘密がありそうです。果肉の鮮やかな黄色を生かしてジャムにもできるそうな。
※参考サイト:サカタのタネHP
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2006年04月04日

マグロのイロハ④ -今日のマグイロ(♯4)-

テーマ:商品市況
厳密な定義ないトロ -1日27面-

マグロは卸売市場で仲卸のセリにかけられ、競争によっては1匹1千万円前後の高値がつくことがあります。買い落とした仲卸は小売店などの求めに応じ解体します。
資質の多い部位ごとに腹の前部の表面に近い肉が「大トロ」。腹の後部が「中トロ」で、背肉は「赤身」と呼ばれます。
価格はクロマグロの場合で重量あたり「赤身」1に対して「中トロ」4-5、「大トロ」10以上というのが目安ですが、季節などで品質も変わり、ブレも小さくありません。
トロだけを買うと高くなるため、小売店は赤身も含めて大きな魚肉を仕入れ、脂質の含有量など独自の判断に基づいて切り分け、店頭に出します。トロかそうでないかで店頭価格は異なりますが、厳密な定義はなく、「同じ切り身でも会社により赤身だったり中トロだったりする」といいます。   =おわり



マグロ解体ショーいやまあ、記者のこれまでの短いお寿司人生の中で薄々分かってはいたつもりですが、やっぱり「トロ」の基準っていい加減だったのですね。
さすがに真っ赤な背肉をトロとはいえなくても微妙な部分はお店の腹次第、たいがいのお店じゃ「赤身」でも、「中トロ」と言い切ってしまえばそのお店では「中トロ」になるようです。

ま、そりゃちょっと考えりゃそうですよね。
卸売市場で必ず「大トロ」「中トロ」「赤身」と切り分けて売っているわけじゃありませんし、お店で切り分けたのをいちいち認証もらうわけにもいきませんから。
まあ「日本トロ認証協会(NTAA))」なんてのがあっても笑っちゃいますが。

ですから、おすし屋さんで中トロを頼んで脂が乗っていなくて誰しもつぶやいたことのあるセリフ「これほんとにトロなの?」、これは間違いですね。
お店がトロといったらトロなんですから。
つぶやくなら「これ、よそのお店でもトロなの?」、これが正解のようです。


と、いうわけで4回にわたり見てきた「マグロのイロハ」、いかがでしたでしょうか。
マグロについての基礎知識が身につくだろうということでなんとなくとりあげましたが、皆様のお役に立てましたでしょうか。
シリーズは読み物としては面白かったのですが、ごらんのとおり記者としてはもはやネタ切れ、4回中3回まで触れておいて最後の1回だけ触れないというのは気持ち悪いというだけで記事にしたといっても過言ではない状況です。
いやほんと、4回ぐらいで終わってよかったよかった。

ていうかこの記事、たしかに日経新聞の「商品」面に掲載されてるけど、これって全然「商品市況」に関係ないじゃん、などということなかれ。トロと同じで記者が「商品市況」に分類すればテーマは「商品市況」、ブログだって「政治・経済」ジャンルだと言い切っちゃえば、よほど背中のまっかっかの赤身でもない限り、「政治・経済」で売ってよい・・・はずです・・・。



※図表は日経新聞より。
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2006年03月31日

マグロのイロハ③ -今日のマグイロ#3-

テーマ:商品市況
減り続ける数量 -30面-

マグロの数量は減少傾向にあり、漁獲量を引き下げる必要があると国際機関が勧告している。日本の需要が強く、外貨稼ぎのために各国・地域の漁業者が乱獲し、親魚不足に陥っていることが背景だ。海域ごとに漁船数削減や漁獲量制限などが進んでいるが、規則破りも絶えない。
こうした中で期待されるのが「完全養殖」マグロ。近畿大学水産研究所が2002年6月、世界で初めて成功した。ただ生産量は年間数百匹と少なく、本格普及には養殖業者の参入が不可欠だが、生産コストを賄う安定した価格での販売が課題となっている。



うーん、このシリーズ記事、本気で連載企画にするつもりじゃないのですが、なぜかそんな感じになってしまってますね。

ということで、中国が本気で食べ始めるまでもなく、日本の需要向けの乱獲ですでに数量が減りつつあるというマグロ。
そこで期待されるのが、先日コメント欄でも言及いただいた近畿大学のマグロ完全養殖です。
記者も昨年だったかテレビの特集で見た記憶がありますが、味も悪くない上に大学の水産学部がつくっているということが安心感を与えるのか、消費者の間でもかなり好評だという話だったと思います。

調べてみるとこの養殖マグロ、マグロの王様クロマグロで、「全身トロといわれる養殖マグロは刺身や鮨ネタとしても最適な高級魚です(株式会社アーマリン近大)」なんだそうです。
おまけに無配合飼料、無投薬と安全性にも配慮、うーん、これは記者も食べてみたい。
ああ、全身トロの養殖クロマグロを食べたい。

なんせ記者、マグロの記事ばかり書いていてマグロが食べたくなってしまい、昨日はビールを買いに寄った駅前のスーパーで気がつくと半額になっているメバチマグロ(赤身)とブリの盛り合わせをカゴに入れてしまっていたくらいなんですから。

そして家に帰って晩ごはんに餃子を焼いて野菜を炒めてビールを2本ほど飲んで、さあ、記事もアゲたし、ぼちぼちビデオでも見ながら日本酒と刺身で本格晩酌に突入するか、と思いながらコタツでごろんと横になって背中を伸ばしたら、そのまま朝だったんですから。

いやあ、朝から刺身定食、いつもは菓子パン1個の記者がとんでもないぜいたくになってしまいました。

って、なんで記者の日記になっているのかわかりませんが、とにかく近大頑張れ、養殖業者頑張れ、安定した価格でおいしいマグロを供給してください。


・・・シリーズ?3回目にしてこんなんになってしまいました・・・。
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2006年03月30日

マグロのイロハ② -今日のマグイロ(♯2)-

テーマ:商品市況
世界需要が変化 -28面-

マグロの市場は世界的に拡大しており、2003年の漁獲量は10年前に比べて26%増えている。BSEや鳥インフルエンザ発生を受け、欧米で蓄肉代替食品として引き合いが強まっているのが背景。
健康志向の高まりでマグロがアミノ酸などの栄養分を豊富に含む点に注目が集まっているのも追い風だが、世界最大の消費国、日本では伸び悩んでおり、04年の刺身向けマグロ・カジキ類推定需要量は直近ピークの02年と比べて10%減っている。
高価格がネックでこれまでは日本や欧米向けが大半だったが、経済力をつけた中国でも急拡大の兆しがあり、マグロの国際相場の上昇要因になりつつある。



なぜか本日も取り上げてしまった「マグロのイロハ」。
実際のところ病気騒ぎの牛肉や鶏肉の替わりにどれほどマグロを食べるものなのか、店頭に並んでさえいれば牛カルビ焼肉用(米国産)だろうが焼き鳥モモ(中国産)だろうが食べるつもりの記者にはわかりませんが、健康志向の高まりといわれるとなるほどうなずきます。

記者もウェイトコントロールをする時にはなんとなく肉食を避け、動物性のものは魚しか食べないようにしますが、しかし、そんなカロリー的な問題だけではなく、マグロは栄養面で別格なのです。

まぐろくんの肉には、タンパク質が25%も含まれ生鮮食品中最高です。血合肉が多く、ビタミン、鉄、タウリン、が豊富に含まれています。
また、ヒスチジンやアンセリンなどのアミノ酸を多く含み、人間の健康に有用な、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)という成分が多量に含まれていて、動脈硬化や心筋梗塞を防ぐほか、視力回復などにも役立つということがわかってきました。

と、いうのです。(まぐろくんドットコムより)
まぐろくん本人がいうんだから間違いない。
そりゃあ、健康好きの欧米人も飛びつくわけです。

あ、そうそう、紹介しましょう、こちらがそのまぐろんくんです。


おいらがまぐろくんだぜ。
クリックでまぐろくんドットコムへ。


うーん、マグロなのかマグロのかぶりものをした「なにか」なのか分からないキャラのまぐろくん、個人的に気に入ってしまいました。

しかしそんなまぐろくんの活躍むなしく、日本ではマグロ消費が減少傾向にあるというのですが、これはどうしたことでしょうかね。
たしかに不況で高級なおすしの需要は減っているかもしれませんが、でも2年で10%減ったという2004年ごろって回転すしチェーンなんかが低価格路線でガンガン出店攻勢かけてた頃だし、それこそ狂牛病だなんだと騒いでたときだし、そんなに刺身需要が減っていたとも思えないんですよね。

と、思って記事をよく見たところ、世界漁獲量に計算されるマグロ類の定義は「クロマグロ、ミナミマグロ、メバチ、キワダ」となっておりました。
てことは定かではありませんが、もしかして国内で需要が減っているという刺し身向けカジキ・マグロ類のうちのマグロ類の定義もこれに準じるのでしょうか。

とすると・・・


ビンナガマグロはどこいったん?


あ、そういやまぐろくんドットコムのマグロの仲間紹介でも、クロ、ミナミ、メバチ、キワダ(キハダ)の4種だったよな・・・。

ううう。
ビンナガでもビンチョウでもトンボ(ビンナガの別名)でもトロはトロだと喜んで食べているビントロ、実は業界じゃマグロ類の扱いすら受けてなかったっていうんですか?
いくら缶詰用がメインだからって、そりゃひどいですよ・・・。

でもそうだよなあ。
サイトによっちゃあ、ビンナガマグロは「身が白く、本来刺し身に向かない」なんて解説する記述もあるくらいだもんなあ。
それにホンマグロだろうがキハダだろうがミナミだろうがすし屋じゃ「中トロ」「大トロ」だけど、ビンチョウだけは中も大もなくひとまとめにして「ビントロ」だもんなあ。
きっと最近じゃビントロを「マグロのトロ」なんて言い切って客に出したら、スーパーの魚売り場の「銀ムツ」とか同じで不当表示扱いされるんだろうなあ。

そうかあ・・・ビントロはほんとのマグロのトロじゃないのかあ・・・。



・・・いや、関係ねえ。


赤かろう白かろうがが、うまきゃいいんだ。
奴らだってビントロだとかトロトンボ(ビントロの別名)だとか呼ばれながらも、胸張って回転してるじゃねえか。
ああ、それでいいじゃねえか。

だいいち、マグロ類に入ってようが入ってなかろうが、マグロはマグロなんだよ。
スズキ目サバ亜目サバ科マグロ属、ビンナガマグロは立派にマグロなんだよ。

そもそも最近までビントロがすし屋に並ばなかったのは価格が安くて「すし=高級」のイメージにふさわしくないというだけで、脂の乗ったビントロがうまいことは以前から知られていたともいうくらいだし、今さら別物扱いすることなんてなにもねえんだ。
ビンナガマグロもクロマグロも・・・

って、あれ?
なんで記者、こんなにビンナガマグロに熱くなってんだ?

・・・ええと、とにかくですね、もしかしたら日本で「刺し身向け」カジキ・マグロ類需要が減少しているという背景には、デフレ下での回転すし店急増でマグロ需要の内訳が「マグロ類」からビントロにシフトして、本来「缶詰向け」に分類されるビンナガが統計からはみ出しちゃった面があるんじゃないかな、と記事を読んで思ったということを言いたかっただけでございます。

もっとも、国内の「刺し身向けカジキ・マグロ類」という分類にビンナガマグロが含まれるというならこの推測はまったく意味をなしませんし、ついでにさっきまでビンナガ差別に熱くなっていたのもまったくのエネルギーのムダ使いだったということになりますが・・・。


ま、どっちにしても、週末くるくる寿司の1枚目は決まったということで。



※参考サイト:「まぐろくんドットコム」(画像も)、「天然マグロの魚有」ほか。
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2006年03月29日

マグロのイロハ① -今日のマグイロ♯1?-

テーマ:商品市況
輸入増でスーパーにも -31面-

日本人の食生活になじみの深いマグロ。資源量の減少や世界的な需要拡大による消費の変化など、マグロの現状を解説します。


と、いうことで、まさか金や原油や穀物やタンカー運賃などを報じている商品市況欄でマグロについての基礎知識を勉強できるとは思わなかったので、思わず取り上げてしまいました。

マグロは産地や味、大きさによってクロマグロ、ミナミマグロ、メバチマグロ、キワダマグロ、ビンナガマグロの5種類に大きく分けられる。

うーん、いきなり微妙な解説。
これだと動物学的な種別は同じだけど、産地や味、大きさで呼び方が変わっちゃうみたいです。
記者にはわかりませんが、実際のところどうなんでしょう?

マグロの中で最大のクロマグロは本マグロとも呼ばれ、最高に美味とされる。

おっと、いきなり味のランク付けが入りました。
やっぱりマグロの王様は本マグロ(クロマグロ)のようです。

トロが多いミナミマグロは別称インドマグロで産地は南半球、メバチやキワダは刺身用としてスーパーなどでよく販売される。ビンナガは缶詰需要が中心。

げ。
廻るすし屋でいつも安い安いと喜んで食べるビントロのビンナガマグロって、もともと缶詰用だったの?
そりゃ安いわけだ・・・。

価格が高いのはクロマグロ。築地市場の昨年の平均卸値は1キロ2916円で、最も安いビンナガに比べ6倍以上。ただマグロ全般でみると安値傾向にある。

よーく分かりましたよ。
廻るおすし屋さんだから安いわけじゃなく、安いネタだから安いってことですね。

かつて高級すし店向けが主流だったクロマグロも最近ではスーパー店頭での取扱量が増えている。1992年から天然魚を人工的に太らせた安価な蓄養クロマグロの輸入が開始されたためだ。

な、なんか、「買ってはいけない」の世界に踏み込んでしまったような・・・。
いや、別に問題はないのでしょうけど、でも農水省は水銀汚染の問題でも漁業関係者に配慮して特にマグロについては最近まで知らんぷりを決め込んでたんで、アテになりませんし・・・。

あ、いや、誤解しないでくださいよ。
記者は蓄養マグロの仕組みも何も一切知らずにイメージだけで言ってますから。

現在は天然物は少なく、輸入クロマグロの大半は蓄養物だ。安定した入荷が見込め、回転すし店でも存在感が増している。(ここまで)

たしかに最近は廻るおすし屋さんでも低価格指向から高級ネタ路線への転換が見られますが、なかでも「ホンマグロ中トロ」などは光り輝く金色の皿に乗ってこれでもかと存在をアピールしていますね。
勇気を振り絞ってでも廻るカウンターの向こうのお兄さんに「ホ、ホンマグロ中トロ」と頼めるのも一重に蓄養クロマグロのおかげ、どうせ天然なんて夢のまた夢、レッツ蓄養、蓄養マグロ万歳です、畜生。

さあて、あと何回あるか知らないけど今週このコーナーでマグロのイロハを勉強して、週末は近所の廻るおすし屋さんで何マグロがどんな味でいくらくらいとか、あらためて考えながら食べてみよっかなー。


ところで、廻らないおすし屋さんで1貫300円の2貫は平気なのに、廻るおすし屋さんの2貫1皿500円にはすっげードキドキしてしまうのは、記者だけでしょうか?
食べ終わったカウンターに金皿が2枚も混ざってたら、ぜいたく感を通り越して、なんだか軽い罪悪感・・・。
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2005年12月21日

耐震偽装で引き合い増 -だ、だいじょうぶ?-

テーマ:商品市況
鉄筋用棒鋼など3品種 -26面-

東京製鉄は19日、異形棒鋼(鉄筋)など3品種について来年1月の販売価格を前月比一㌧千円(1-2%)引き上げると発表しました。「耐震強度偽装問題で異形棒鋼の使用量が増えてきている」ことが背景にあるそうです。


お、おい・・・


どういうことだ??


だいじょうぶか???


今までの鉄筋使用量はなんだったんだ??

偽装はしてないし基準は満たしてるけど、「ほんとはちょっぴり足りないかも」とか思ってたんじゃないよね???


企業の設備投資や再開発など堅調な需要が相場を下支えしている」とか、「偽装問題を受けて異形棒鋼はあいまいな無規格品が減り、品質を保証するメーカー品への引き合いが強い」ともいってますから、実際のところはそういうことだと解釈しようと思いますが・・・。


ほんと、お願いしますよ・・・。

こんな商品市況面から社会不安起こさないでくださいよ・・・。
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2005年07月29日

スイカ 売行き鈍く卸値低迷 -振興策-

テーマ:商品市況
1個単位での販売減る -31面-

スイカの卸値が低迷しています。スーパーなどで売行きが鈍く、7月中旬の東京都中央卸売市場の平均卸値は1㌔あたり124円で、前年同期比63円(33.7%)安。大阪でも石川産で通常より2割ほど安くなっています。
供給は春先までの冷え込みで都市近郊産地で生育が遅れ、出回り序盤は卸値も前年並みで落ち着いていましたが、7月に入り後続の東北産と競合、近郊産地は出荷終盤ながら荷余り感があるのも安値の一因です。


♪とーもーだーちがでーきーたー すいかのめいさんちー
なーかーよーしーこーよーしー すいかのめいさんちー
すーいーかーのーめいさんちー すーてーきーなーとーころよー
かわいいあのこのはれすがたー すいかのめいさんちー

・・・カブスカウトのキャンプで歌ったこの歌、今もって意味は不明ですが、そんなスイカの名産地にとってはバッドニュースでしょうか。
夏の風物詩スイカ、梅雨が明けて夏本番を迎えても東京の卸値は前年より3割以上安い値段で低迷しているいうことですが、産地の出荷状況だけでなく、店頭での売行きもイマイチということです。

店頭での売行きについては、猛暑だった前年の反動もあるのかもしれませんが、どうやら「少子化」という構造的な要因もあるそうです。
少子化の影響で6分の1売りやカット済みのパック売りが定着し、1個単位での販売が減って全体の販売量も落ち込んでいる(東京のスーパー)、というのです。

でも一人や二人で暮らしている人間にとって、丸ごと1個や半分、あるいは1/4のサイズでも、かなりスイカ好きでなければスーパーで買い物ついでにひょいと買って帰るにはもてあます大きさです。
小サイズ売りが増えたということは、それまで買うことのなかった層の需要も取り込んでいる可能性があり、一概にスイカ消費低迷の原因とは言えないような気がします。

では、小ロット化以外のところで少子化の影響はないでしょうか。
スイカといえば田舎のおじいちゃんち、キャンプ、林間学校、海水浴という絵日記的なイメージを持ってしまう記者ですが、なんとなく子供が似合う、子供がメインの食べ物ではないでしょうか。家庭でもナシやミカンと違い、親が積極的に食べたいというより子供がいるから買ってくる、そんな感じがします。
ということで、

子供が減ることで社会的にスイカを食べる機会が減り、消費量も減少する。

かなり主観的で検証も難しい仮説ですが、いかがでしょう。
それとも世間のみなさんは、一人暮らしだろうが家族に子供がいようがいまいが、夏になればスイカをガンガン食べているものなのでしょうか。

また、スイカ消費の低迷は少子化、小ロット化だけでなく、夏に食べたい果物に選択肢が増えたこともあると思います。マンゴーやパパイヤのようなトロピカルフルーツの輸入も盛んです。
あるいはライバルを「デザート」にまで広げれば、ゼリーやら杏仁豆腐やらアイスクリームやら様々な商品が店頭に並んでいるわけで、スイカがこれらに代替されてしまっている可能性があるかもしれません。

とまあ、構造的な要因もいくつかありますが、加えて記者が考えるに、あの人があれをやる機会が減ったことも一因ではないでしょうか。
そう、あの人とはもちろん、


志村けん


さんです。

いろいろグダグダいいましたけど、やっぱ「スイカといえば志村けん」ですよ。
今の子どもたちは知らないかもしれないあの早業。
コントでおなじみ。
ヒゲダンスでもおなじみ。
当時、志村さんが直接間接にスイカ消費に与えた影響は小さくなかったはずです。ほんと、記者も真似をしてどれだけ余計に食べたかわかりません。

スイカ生産業界の方、どうでしょう、ここはひとつ志村さんのスポンサーとなって、ゴールデンで一切れ平らげたらいくら、深夜ならいくらなどと契約してはいかがでしょうか。
今さらPTAの顔色をうかがっている場合ではありませんよ。
これで1個売りのスイカにヒゲダンススタイルの志村さんのシールでも貼り付ければ、店頭での売行きが変わることは間違いありません。

ついでに大人の消費を掘り起こすため、今まで手薄だった居酒屋やビアガーデンに売り込みましょう。
メニューのデザート欄に「けんちゃん印のけんちゃんスイカ」。
お調子者の学生やサラリーマンがいくつも頼んで、シャカシャカと一気食いすること請け合いです。


夏はやっぱり、けんちゃん印のけんちゃんスイカ。


これで来夏の卸値はキロ200円回復です。



P.S. けんちゃん牛乳もよろしく。
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