おはようございます。室温21.2℃。朝の血圧(138/95/68)。
昨日は年1回の教場会、懐かしいメンバーがそろった。

教場会
目 次
- 「教場」のあとで、まだ続いているもの
- 教官は優しかった
- 布団との戦い
- 今は「飲み放題」がありがたい
- NIKIファームの煮物
- 場長・副場長へ
- 「また来年」が重くなる年齢
- 今日の気づき
■ 「教場」のあとで、まだ続いているもの
なぜだろう。
半蔵門会館のエレベーターを降りた瞬間――
あの中野の警察学校時代の、
妙な緊張感が少し戻った。
だが今回は、
点検教練ではない。
怒鳴られるわけでもない。
会場は、
都内・半蔵門会館の
グランドアークホテル。
しかも、
「なごみ(和)」会場である。
名前からして、
もう優しい。
昔の教場なら、
「なごみ」ではなく、
たぶん「査閲」だった気がする。
■ 教官は優しかった
最近のドラマ『教場』を見ると、
鬼教官の印象が強い。
だが、
我々の時代は少し違った。
教官は、
むしろ優しかった。
本当に怖かったのは、
ベテランN助教だった。
(今考えると怖くはないが・・・)
教官より少し年上。
現場経験も長い。
だから、
強制的に怒られるほうがその当時は怖い。
しかも見るところが細かい。
- 敬礼
- 歩幅
- 靴
さらに寮生活では――
- 布団のたたみ方
- シーツの張り方
- ロッカーの整理整頓
少しでも乱れていると、
授業から帰った瞬間、
全部ひっくり返されていた。
今ならたぶん、
高級旅館の“布団統括責任者”として
即採用だったと思う。
■ 布団との戦い
朝、
みんな授業前になると無口になる。
理由は簡単。
布団との戦いが始まるからである。
毛布の線を合わせる。
シーツを伸ばす。
角をそろえる。
8人部屋の空気は、
ほぼ旅館の開店前だった。
今思えば、
警察官養成学校なのか、
仲居修行場なのか、
よく分からない。
だが不思議である。
あの頃は嫌だったのに、
今になると、
妙に体が覚えている。
人間は、
苦労したことほど、
なぜか笑い話に変わるものだ。
■ 今は「飲み放題」がありがたい
今回40人中、集まったのは16人。
遠くの
- 高知から
- 愛知から
朝一番の飛行機・新幹線で来てくれた仲間もいる。
- 8回目の手術を終え9回目の手術をする者
- 術後、検査してから少し遅れた者
会話は、
ほぼ病院の待合室だった。
昔は、
「走れ!」。
今は、
「血圧どう?」
だ。
しかも、
みんな薬の名前にいやに詳しい。
昔は拳銃の分解手入れ。
今は降圧剤や血液サラサラの薬の飲み合わせ。
人生、年齢と共に
訓練内容が”体の外”から”体の中”に移っている。
■ NIKIファームの煮物
今回は、
飲み放題付きのコース料理だった。
メニューに、NIKIファームの野菜を使った一品があった。
口に入れた瞬間、「あ、素材が違う」と思った。
手をかけた野菜というのは、余計なものを足さなくても、ちゃんと味がある。
若い頃なら、
料理より酒だった。
だが今は違う。
「あ、この煮物やわらかいな」
「これ塩分どうだろう」
昔なら絶対に出なかった会話である。
しかも途中から、
インシュリンの話や、胆石の話だ。
でも、その光景が妙に安心する。
みんな、
まだ生きている。
ちゃんと集まれている。
それだけで、
もう十分ありがたい年齢になったようだ。




■ 場長・副場長へ
この会が毎年続いているのは、 仕切ってくれる二人がいるからだ。
場長は、昔から仕切りと怒られ役が得意だった。
教場の頃から、なぜかそういう役が自然と回ってくる人間がいる。
場長は、そのタイプだった。
副場長は――
お腹が、妊娠しているように見えたが幻か。
だが、動きは軽い。
連絡。調整。会場の手配。
表に出ない仕事ほど、実は重い。
お腹も重そうだったが、 仕事はきっちりこなしていた。
二人に、頭が下がる、ありがとう。
■ 「また来年」が重くなる年齢
1029期の同期会は、
毎年1回続いている。
他の期では、
なかなか珍しいらしい。
だから、
できれば続けたい。
教官の挨拶の言葉が、今年も心に刺さった。
- 身近のクラブの仲間
- 同期の仲間
- 家族も
そして自分も。
明日、会えなくなるか分からないのだ。
昔は、
家の固定電話の番号を書いた。
今は、
本人がいなくなれば、携帯も止まる。
LINEだって、突然静かになる。
だから最近は、「また今度」が、少し切ない。
若い頃の「また今度」は、未来が前提だった。
だが今は、
“奇跡的にまた会えたら”
に近い。
だから、会える時に会う。
それだけは、
後回しにしないほうがいい。
■ 今日の気づき
人生の後半は、
“何を食べたか”より、
“誰と笑ったか”のほうが残る。
NIKIファームの野菜が、 手をかけられた分だけ味を持つように――
同期との時間も、
積み重ねた年数の分だけ、
深くなるのかもしれない。
同期会とは――
昔の自分が、
生存確認しながら歩いてくる場所なのかもしれない。
16人の「各自の近況と夢」をじっくり聞けて、今日の元気をもらえた教場会であった。





