フィンチ接骨院の村下です
今回は睡眠の大事さについて書いていこうと思います
今現在の日本は世界の中でも特に平均睡眠時間が短い国で、海外からも「寝る間を惜しんで働く国」だと思われているそうです
なので睡眠時間を削って動き続けている人ほど、頑張っていると思われる事が多い様です。ですが本当に睡眠の優先順位を下げても大丈夫なのでしょうか?
睡眠不足は自覚しにくい?
今日は夜更かしをしてしまった!明日は辛いかもしれないけど気合で乗り切ろう!
といった経験は誰しもあるでしょうし、意外となんとかなっていると思います
それが毎日続くと次第に短い睡眠時間に慣れて、眠たいけれど動けているし、頭もそれなりに回っているから大丈夫!という事で短い睡眠時間のまま生活を続けている人も多くいるでしょう
ですがとある実験により恐ろしい事実が明らかになっていますこの実験内容を要約すると↓
7時間の睡眠を毎日とる必要がある人が、2週間の6時間睡眠を続けた場合、2日間徹夜したのと同じくらいまで身体機能が下がり、尚且つそれを自覚出来ない
つまり睡眠不足は積み重なっていく上に、体のパフォーマンスが少しづつ落ちていくために自分で気がつくことが出来ないということです
自分では調子が良いつもりでも、気がつかない内に本来の力を発揮出来ない状態になっているかもしれません・・・
睡眠不足によって起こる様々なデメリット
睡眠不足で体に起こる不調は様々で、そのどれもが致命的です。自分に起きている不調の原因の根本は睡眠不足からきているかもしれません
慢性的な睡眠不足の人と酔っ払いを比べたら、後者の方がマシ
いきなりインパクトの強い話ですが、年間の交通死亡事故の原因として多いのは飲酒運転よりも居眠り運転です。実際の認知試験でも飲酒状態の方が高い能力を発揮出来る人が多いようです(勿論シラフの状態が一番です)
脳が休めるのは睡眠中だけ
脳は活動している間、常に筋肉でいう乳酸の様な疲労物質を生み出し続けています
これは睡眠中でなければ脳から除去する事が出来ません。つまり走れば走るほど動かなくなっていく足の様に、睡眠不足で脳は働きが悪くなっていきます
睡眠不足の人は仕事が出来ない
この疲労物質が溜まる事により・・・
見たり聞いたりした事を理解して処理する能力が低下
判断力や決断力の衰え
想像力や創造性が無くなる
ストレスが溜まりやすくなって冷静さを失う
などなど、仕事をする上で問題のある事ばかりです
睡眠不足は様々な病気のリスクを高める
不整脈や高血圧などの症状を引き起こし、心臓発作や脳卒中の可能性を高めてしまう
膵臓の働きが弱まり、糖尿病を引き起こしやすくなる
ストレスホルモンのコルチゾールが沢山分泌され、免疫力が下がる
肌のコラーゲンが壊されるので、どんどん老けて見えるようになる
食欲を促進するホルモンが増え、食欲を抑えるホルモンの量が減るために肥満に繋がる
睡眠中に分泌される成長ホルモンの量が減り、筋肉や骨がどんどん脆くなる
などなど、病気の可能性を上げだすとキリがありません
では睡眠不足解消の為にはどうすれば良いのか、次の記事で書いていきます
良質な睡眠で毎日を快調に! 2へ続く