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良質な睡眠で毎日を快調に!1←前回の記事です
フィンチ接骨院の村下です
今回は睡眠の質について掘り下げていきます
脳と体を回復させる成長ホルモン
まず前提として、人それぞれベストな睡眠時間には個人差があり、だいたい6〜8時間の間になっています
この個人差は生まれ持った体質は勿論ですが、入眠してから2〜3時間の睡眠の質により大きく左右されます
なぜ2〜3時間の間が重要なのかというと、この時間帯が脳や体を修復する成長ホルモンが大量にでる時間帯だからです
大人になっても成長ホルモンは分泌されますが、年齢を重ねるごとにその量は減っていきます。成長期の子供が一晩寝れば体がバッチリ回復するのは、この成長ホルモンの分泌量が大人の何倍も大きいからです
大人になって量が減ったとしても、良質な睡眠を取ることによりこの成長ホルモンの分泌量を増やす事が出来ます
現代人の生活は睡眠の質を下げる?
毎日気持ちよく熟睡出来てます!といった方は現代社会では中々珍しいです。そもそも、皆が当たり前の様にしている事が睡眠の質を下げているかもしれません
まず何が睡眠の質を悪くするのかはっきりさせましょう!
ブルーライト
入眠前のスマートフォンや夜遅くまでのPC作業により、太陽光と同じ性質を持つブルーライトが睡眠誘導ホルモンのメラトニンの分泌を阻害し、睡眠の質を下げる
カフェイン
カフェインの効果は24時間続き、12時間たってもある程度の効力をもつ為に、お昼以降のカフェイン摂取は脳のアドレナリンを増やし、興奮状態となる為に睡眠の質を下げる
睡眠前の考え事や悩み
大きな悩み事や心配事があると、ベッドに入って目を瞑った時から頭の中がそれで一杯になってしまい、この行動がノルアドレナリンというホルモンを分泌させ、交感神経を優位にする為に睡眠の質を下げる
睡眠薬やアルコール
眠りにつく為に睡眠薬やアルコールを飲むのが癖になると、脳が持つ自然な睡眠の流れを阻害してしまい、正しく疲労を回復させる事が出来なくなり睡眠の質を下げる
休み前の夜更かしや寝だめ
休みの前日などの夜更かしや、寝だめをしようとしていつもの起床時間に起きれないと、人間の体の24時間周期のリズムが崩れて休み明けの朝からぼーっとしてしまううえに、正しいリズムを取り戻すのに何日もかかる
睡眠を中断させる様々な要因
他人や自分のいびき、夜中の物音、テレビをつけたまま寝る、部屋が明るいまま眠る、自分の体に合わない寝具などは深い睡眠を中断させて睡眠の質を下げる
などなど、睡眠の質を下げる代表的なものだけでも多くの事があります
逆に言えば、これらの睡眠の質を下げる原因に対して上手く対処できれば、睡眠の質はどんどん上がっていくという事です
次の記事で具体的な方法を書いていきます
良質な睡眠で毎日を快調に! 3
フィンチ接骨院の村下です
今回は睡眠の大事さについて書いていこうと思います
今現在の日本は世界の中でも特に平均睡眠時間が短い国で、海外からも「寝る間を惜しんで働く国」だと思われているそうです
なので睡眠時間を削って動き続けている人ほど、頑張っていると思われる事が多い様です。ですが本当に睡眠の優先順位を下げても大丈夫なのでしょうか?
睡眠不足は自覚しにくい?
今日は夜更かしをしてしまった!明日は辛いかもしれないけど気合で乗り切ろう!
といった経験は誰しもあるでしょうし、意外となんとかなっていると思います
それが毎日続くと次第に短い睡眠時間に慣れて、眠たいけれど動けているし、頭もそれなりに回っているから大丈夫!という事で短い睡眠時間のまま生活を続けている人も多くいるでしょう
ですがとある実験により恐ろしい事実が明らかになっていますこの実験内容を要約すると↓
7時間の睡眠を毎日とる必要がある人が、2週間の6時間睡眠を続けた場合、2日間徹夜したのと同じくらいまで身体機能が下がり、尚且つそれを自覚出来ない
つまり睡眠不足は積み重なっていく上に、体のパフォーマンスが少しづつ落ちていくために自分で気がつくことが出来ないということです
自分では調子が良いつもりでも、気がつかない内に本来の力を発揮出来ない状態になっているかもしれません・・・
睡眠不足によって起こる様々なデメリット
睡眠不足で体に起こる不調は様々で、そのどれもが致命的です。自分に起きている不調の原因の根本は睡眠不足からきているかもしれません
慢性的な睡眠不足の人と酔っ払いを比べたら、後者の方がマシ
いきなりインパクトの強い話ですが、年間の交通死亡事故の原因として多いのは飲酒運転よりも居眠り運転です。実際の認知試験でも飲酒状態の方が高い能力を発揮出来る人が多いようです(勿論シラフの状態が一番です)
脳が休めるのは睡眠中だけ
脳は活動している間、常に筋肉でいう乳酸の様な疲労物質を生み出し続けています
これは睡眠中でなければ脳から除去する事が出来ません。つまり走れば走るほど動かなくなっていく足の様に、睡眠不足で脳は働きが悪くなっていきます
睡眠不足の人は仕事が出来ない
この疲労物質が溜まる事により・・・
見たり聞いたりした事を理解して処理する能力が低下
判断力や決断力の衰え
想像力や創造性が無くなる
ストレスが溜まりやすくなって冷静さを失う
などなど、仕事をする上で問題のある事ばかりです
睡眠不足は様々な病気のリスクを高める
不整脈や高血圧などの症状を引き起こし、心臓発作や脳卒中の可能性を高めてしまう
膵臓の働きが弱まり、糖尿病を引き起こしやすくなる
ストレスホルモンのコルチゾールが沢山分泌され、免疫力が下がる
肌のコラーゲンが壊されるので、どんどん老けて見えるようになる
食欲を促進するホルモンが増え、食欲を抑えるホルモンの量が減るために肥満に繋がる
睡眠中に分泌される成長ホルモンの量が減り、筋肉や骨がどんどん脆くなる
などなど、病気の可能性を上げだすとキリがありません
では睡眠不足解消の為にはどうすれば良いのか、次の記事で書いていきます
良質な睡眠で毎日を快調に! 2へ続く
肩こりや腰痛改善、ダイエット効果も!?姿勢についてのお話 5
前回の記事です↑
フィンチ接骨院の村下です
長々と記事を書いていきましたが、今回でまとめになります
こういった記事を書きましたが、以前は僕自身も非常に姿勢の悪い人でした
見た目は頼りなく見え、声に覇気もなくて動きもキビキビしておらず、精神的にも落ち込み気味で毎日身体は疲れていました
健康に関わる仕事をしている上で、このままでは駄目だと気が付き、まずは姿勢から良くしていこうと思い立ったのです
その結果、今では上記の事は全て改善し、疲れ知らずの身体になっています
重心における様々な考え方について
インターネットや書籍などで調べると、足の重心について多くの情報が出てきます
踵重心であるべきという記事もあり、未だに100点の正解というのは無いのかもしれません
ですが、それらの記事を読んだ時にいつも気になる事があります。それは踵重心が最も楽に立っていられる状態という一文です
楽な状態で立っていられると聞くとそれが一番良い事の様に聞こえますが、楽な状態というのは筋肉に殆ど刺激が入ってない状態だと思うのです
筋肉は刺激が入っていなければどんどんと衰えていくものです。年齢を重ねて積極的に身体を動かす機会が減ると、衰える速度は輪をかけて早まります
衰えるほど今まで通りの悪い姿勢が楽に感じてしまうので、筋肉が弱まる悪循環が始まってしまうのです
人間が素早く動くときは必ず重心は前にあります。年齢を重ねて若い時の様な身体のキレが無くなったという人の殆どが、踵重心に慣れきった状態でしょう
今までしてきた姿勢と違う状態を意識すると、最初は必ずしんどく感じます。人間の脳は長年やってきた事を変化させるのに大きなストレスを感じますし、筋肉も衰えている分姿勢を変える事で簡単に疲れてしまうのです
ですが気がついた時に意識するという事を続けるだけでも、脳と身体は徐々に変化していきます。3日坊主も10回繰り返せば一ヶ月分です
その生活を繰り返す内に重心を前に置いた状態が当たり前になって、キレイな姿勢が自然と維持出来ているでしょう
長い記事となりましたが、姿勢を改善する事でのメリットは非常に沢山あります。わかっているけれど出来ない、どうしたら良いかわからないといった人へ、この記事が助けになれば良いと思います
肩こりや腰痛改善、ダイエット効果も!?姿勢についてのお話 4