本日の言霊 2024.05.25

 

 

 TVに新聞、雑誌にネット。近頃キーワードになっているのは「もしトラ」である。「もしトランプが大統領になったら」こんな危険なことが起きるに違いないと日本人に対しての恐怖を煽っているが、その分析の多くは意図的なため的を得ていないものばかりである。だが、トランプが大統領になる前から、既にアメリカは分裂を始めている。

 

 「バドライト」の販売元アンハイザー・ブッシュの株価は15%も下落したが、これは序章にすぎない。トランスジェンダーの俳優ディランはTikTokで1000万人のフォロワーを持つインフルエンサーだが、トランプ信者に重なる人たちの反発の方が圧倒的に上回ったのである。その本意を日本人は気づかない。

 

 「もしトラ」などという漫画のような話でごまかしているものの、トランプ大統領が誕生した時、「米国の敵は米国」となり、その影響で最も苦しめられるのは日本となる。アメリカ的価値観を守るため、日本は再軍備を求められ、中国人と戦うことになりかねず、ウクライナの保証も日本が負担する。日本発の世界大恐慌が起きた時、日本は終わりを告げられる。