本日の1冊

「タフガイ用語の基礎知識」ハンター・S・フルガム




副題は「男のなかの男」になるためのパーフェクトガイド❗️
なんて素晴らしい時代錯誤な副題だろう(笑)。

引っ越しをして本の整理をしていたら出てきたのがこれ。いま、まさに読めと神様に言われたような気がしたので、本を開いてみたら爆笑だった。
もう17年前の本だが、とにかく抱腹絶倒な本物の男になるための知識が満載だ。

ジョン・ウェインやカーク・ダグラスに始まり、チャールズ・ブロンソン、シュワちゃんにブルース・ウィルス、「24」のジャック・バウワーにいたるアメリカのタフガイたち。
日本で言えば市川歌右衛門に片岡千恵蔵、石原裕次郎に小林旭、菅原文太と素晴らしいタフガイたちがいた。

最近の社会は、セクハラ、パワハラ、モラハラなどなど、やたらと何でも✖︎✖︎ハラスメントとつけて物事の本質から逃げてしまう風潮がある。
この原因はもちろん世の中のくだらない過剰反応であるが、知性のかけらも他人に対する優しさも持たない偽のタフガイばかりになってしまったこともこうした風潮を加速させている。

こういう風潮がなかった時代の本は、世の中の男と女の本音が書かれていて楽しい。 
男同士の友情を深め、女性を魅了し、悪者を倒すために必要な男の「常識」が詰まったサイコーな一冊‼️

時代錯誤こそがこの厳しい時代をタフに生き残る唯一の道だ(笑)