コロナは夜の街の灯を消してしまうのか?

 

        

 

2回目の緊急事態宣言、そして無策な政府によって、多くの業種が苦しみを味わっている。

特に「夜の街」は夜8時以降「店を閉めろ」と事実上言われているに等しい。

なにせ罰則まで設けた法律まで作ってしまうのだから、もう「夕方までの街にしろ」と言われているようなものだ。

 

このままこの馬鹿げた事態を続けると、「夜の街」の打撃どころではだけでは済まなくなる。まだ序の口だ。

「ワクチン」が出回れば景気も回復するようなノウテンキなことを言っている政治家や御用学者、コメンテーターなども多いが、決してそんなことは起きない。

「ワクチン」を打ったら最後…という事態が起きるが、今回はそのテーマではないのでやめておく。

 

自民党も公明党も立憲民主党も、みな「夜の街」が好きだ(笑)。

「3密はいかん」と言いながら、相変わらず「陳情を受けるのが商売」と言い張って夜の街を楽しんでいる。

まぁ僕も聖人君子じゃないから、そこまで腹を立てはしないが、「口と行動」が一致しないと人間は信頼されない。

だから誰も政治家をなんて信用してないだろう。

 

  

            

 

日本は世界で最も「接待を伴う飲食店」が発達している国だ。

「夜の街」は飲みニケーションの舞台であり、危機が訪れる度に姿や呼び名を変えて生き残ってきたものだ。

 

現在も銀座に残っている「高級クラブ」は、戦後まもなくに登場し、高度経済成長に合わせて数が増えた。

1950年代には生バンドが入って飲んで踊れる社交場「キャバレー」が銀座や赤坂などに登場したが、1970年代の後半には次々と消えいった。

オイルショックの時には銀座の明かりが消え、キャバレーも閉店が相ついだ。

バブル崩壊後にはさらに高級店が次々と消え、キャバレーやクラブで働いていた若い女性は「キャバクラ」に移動していった。

 

キャバクラが登場したのは、1980年代初頭のことだが、今や市場規模は約1兆円にも上っているらしい。正確な数字が把握できないのは夜の世界特有の話だが、今回のコロナ騒ぎは、夜の街に「二度あることは三度ある」の打撃を与える。

「接待」もできないし「飲みニケーション」も制限がかかる。カラオケを歌うことすらできない。ましてや普通の飲食すら時間制限となる。

銀座や新宿、六本木に渋谷、東京のいろんな街で次々と飲み屋も食い物屋も閉店している。

 

「金は天下の回りもの」とはいうが、朝にも昼にも夜にもお金を回さないと、お金は回らない。

新型コロナウイルスという名のオオカミ少年は我々に「新しい生活様式」なるものを強いる。

夜の街には活気なんぞ戻らない。ひっそりと生き延びたところだけが、ひっそりと営業を続けるだけになる。

はっきり言ってクソくらえという感じだ。

 

ウーバーイーツは食べ物ばかり運んでないで、店ごと運んでくれないのだろうか?(笑)。

そんな「新しい生活様式」なら少しは納得すのだが。