クリスマス・イブは何かと悲しい出来事が起きるものだ(笑)
まぁ、僕だけかもしれないが。
2012年のクリスマス・イブも悲しい出来事が起きた…
イベント取材終了後に、さる女性とのクリスマスイヴのディナーの予定が、日程を勘違いして現れず(笑)!
「なんで〜!」
知り合いの代官山のイタリアンレストランにお願いして、無理くり席を用意してもらったのに、である。
当然、お店はフルコースを用意して待っているのに、さすがにドタキャンはいかんと思い、勇気をふり絞って、一人レストランに向かった。
店に着くと、そこは俺を除いて全てカップル(爆)。
それも26組のカップルが楽しげにクリスマス・ディナーを堪能していた。
「ガビーン!」
もの凄い視線を浴びせられながら、一人でクリマスディナー(爆)
考えると生まれて初めてのひとりきりのクリマス・イヴのディナーだった。
さすがに知り合いも気をつかって、「わざわざ来ていただいて…」と恐縮気味だった。
そりゃそうだ。たった一人なのは僕だけなんだから。
だが、ただでは起きない性格の僕は、この悲し出来事を跳ね返すため、あることを思いついた。
「ひとりきりのクリマスイヴ 実況中継」(笑)
こんなことを思いついたのは、レストランに来る前に、山下達郎の「クリスマスイヴ」で一人で盛り上がったせいかもしれない。
「この悲しい状況と美味しそうなクリスマス・ディナーを皆さんにお伝えしなければ!」
もはや悲しみより使命感が勝っていた。
SNSを通じた実況中継を開始した。
<ひとりきりのクリスマス・イブ 実況生中継>
周りを見渡すと、日本は平和なのがよくわかる(笑)
ただいま、隣のカップルの男が、女性にクリスマスプレゼントを渡したところ。
彼女に品物の解説中だ。
「うゎ~クリスマスイヴにプレゼントもらったの初めてかも~」と彼女。
この「かも~」というのがミソである。
ちなみにプレゼントをもらった彼女の顔が、全然楽しそうでない(笑)。
彼氏がお会計で席を立った後の彼女は、
「ハァーッ」とため息(爆)
あっ、外してしまったんだ。プレゼント。
やってしまったんだ、彼氏。
でも、まだ諦めてはいけない!
周囲のカップルたちの動きとディナーを2時間に渡って中継し続けた(笑)
もう一人でやけDolceだ。
すっかり実況中継に熱中していた。
気づいたら、客が俺ともう一組のカップルのみだ!
「いったいそんなに早くはけて、みんなどこへ行くの?」
みんな金を持ってなさそうなカップルが多いから、きっと円山町だろう(爆)
もう客がいないのに、今さら店内にはマライヤ・キャリーの「恋人たちのクリスマス」
いまさらかけられても困るんだよね…
どうやって盛り上がれっていうのよ!
俺のクリスマスイヴを返せ~!
あっ、今からデートしてくれる女性、緊急募集中です(笑)。
いねえよ、明日は平日だよ。
さぁ、俺をすっぽかした女性のことは忘れて、とっとと会計を済まして帰ろう!
ひとりきりのクリマス・イヴは意外と楽しいものであった。
終わり。