時間価値 (作者不明)

誰でも「時間という口座」を持っている。

そこには毎朝8万6千400秒という時間が振り込まれる。有効に使えなかったとしても取り戻すことはできない。翌日に残高を繰り越すことも、前借りすることもできない。

・1年価値は、卒業試験に落ちた学生が知っている。
・1か月価値は、未熟児を生んだ母親が知っている。
・1週間価値は、週刊誌編集者が知っている。
・1時間価値は、待ち合わせをしている恋人たちが知っている。
・1分間価値は、電車やバスに乗り遅れた人が知っている。
・1秒間価値は、事故で命拾いした人が知っている。
・1千分1秒価値は、オリンピック銀メダリストが知っている。

「昨日」という日はヒストリー、「明日」という日はミステリー。
そして「今日」という日は、ギフトなだ。

それが「今日」という日を「プレゼント(Present(現在)」という由縁である。