黄金の国ジパング

日本は列島全部が火山というくらいの火山国家である。そして黄金国家でもある。
「えっつ、、そうなの?」と思う方がいるかもしれないが、日本はまぎれもない「黄金の国」なのである。

金や銀というのは、火山が噴火しない限り生じないものなのだ。超高音・高圧にならないとできないのだが、日本は火山と地震だらけだからこそ、今でもこの国土の下では日夜、金が作られている。まさに黄金の島なのだ。

ご存じないかもしれないが、青森の恐山は金鉱床が地表にまで露出していて、その純度は世界最高レベルにある。世界最大の金鉱脈なのだが、残念ながら国定公園なので金は惚掘れない。というか、その日が来るまでは掘らないようにしておくために国定公園となっているのだ。

世界中で起きる戦争、紛争は、全て「金」と「資源」の分捕り合いのために起きる。もっと言えば、限りある「黄金」を誰が一番多く奪うかの争いなのだ。
黄金を保有しているという裏付けが無ければ、「お札」を刷ることは本来できない。お札とは「金」と交換できる保証書でしかない。お札自体に価値はないのだが、みなお札は価値あるものだと洗脳されてしまっていて、なかなか洗脳が解けないのだ。

コロンブスは日本の黄金を狙っていたからこそ、「黄金の島ジパング」を目指したし、『東方見聞録』のマルコ・ポ-ロも日本を目指したのだ。ただ、その途中でモンゴル帝国に寄り、フビライ・ハーンにその話をしたところ、フビライも日本の黄金が欲し~いとなって元寇を起こしたのだ。

さらに時代が下がると「黒船」がやってきた。そうペリー提督である。
一般的な歴史の教科書では、ペリーは日本に開国を迫りに来た、という風に教えているが、実際は違う。ペリーは日本の黄金を奪いに来たのだ。
「捕鯨船の寄港地の確保」というのを開国を迫る理由にしてはいるものの、それは大義名分であって、実際のところは「黄金」が目当てだったのである。

日本の黄金は狙う動きは、明治以降現在に至るまで、様々な形でアメリカを中心とした欧米諸国からの攻撃や圧力という形でやってくる。東日本大震災も、もとはといえば「金」のために人為的に起こされた地震であった。

続く