映画『ネバーエンディングストーリー』
評価
1. ストーリー(構成・展開) - ファンタージエンと現実の物語の交差、クライマックスまでの流れ
★7
2. 世界観・設定の独創性 - 「虚無(Nothing)」という概念、ファンタージエンの広がりと魅力
★5
3. キャラクターの魅力 - アトレイユ、バスチアン、ファルコン、モーラなど個性的な登場人物たち
★7
4. ビジュアル・特撮表現(1980年代的魅力も含めて) - 着ぐるみ、模型、セットなどの手作り感ある映像表現の完成度
★7
5. 音楽・主題歌の印象度 - リマールの「The NeverEnding Story」を含めた音楽の効果
★9
6. メッセージ性(想像力・記憶・希望) - 想像力を失うことの恐怖、子どもから大人への橋渡し的テーマ
★10
7. 演出(ファンタジーとしての空気感) - 世界の壮大さ、神秘性、感情の盛り上げ方
★7
8. メタ構造の面白さ(物語と観客の関係) - バスチアンが物語に介入する構造と、その“読み手としての意味”
★7
9. テンポ・没入感 - 子どもでも飽きずに観られるテンポ、感情移入できるかどうか
★10
10. 余韻と記憶への残り方 - エンディングの印象、物語の続きが“永遠に続く”という構造の美しさ
★9
計78点
子どもの頃、「空飛ぶ白モフモフ犬(※ドラゴンです)」にまたがって空を飛ぶのが夢だった。
今、久しぶりにこの映画を観てみた。
大人になった今の自分よ、まだ純粋な心は残っているか?――そう問いかけながら再生ボタンを押す。
そして出てくるあの名曲…!脳内で自動再生される「ネ~バ~エンディ~~ングスト~リ~♪」のサビと共に、ファルコン(白モフ)と少年の大空フライトが始まる!…が、感動も束の間。
「ん?…CG、だいぶ荒いな!」と思った瞬間に現実に着地。でもいいんだ。
これぞ80年代ファンタジーの真骨頂。画質じゃない、心で観るんだ。
私たちの世代にとって、“ファンタジー映画”と言えば真っ先にこのタイトルが浮かぶのは事実。
観終わった後は「もう一度、小学生に戻って給食食べたい」と謎の感情が押し寄せてくる、そんな“心のタイムマシン映画”である。