敗戦記念日☆ラジオドラマ放送
今日8月15日は終戦の日。
67年前、沖縄の人々はどんな気持ちであの玉音放送を聞いたのでしょうか?
沖縄戦では捕虜にならなかった人は戦争に負けたことも知らず、
逃げ続けていました。
戦争体験者の証言がネットで見られるNHKのアーカイブスがあります。
http://www.nhk.or.jp/shogenarchives/
「兵士たちの戦争」では元鉄血勤皇隊の方々が証言していて、
その中でも敗残兵と共に逃げ続けていた元通信兵(当時14歳)の宮平盛彦さんの
ショッキングなエピソードが忘れられません。
11月なっても敗戦を知らず逃げ続けていた宮平さんたちの元に
戦争に負けたことを知らせに来た日本人が、
スパイだと思われ敗残兵に殺されてしまった…
今も宮平さんは申し訳なかったと罪悪感を抱えながら生きています。
「沖縄に戦後はない」とよく言われますが、
それは基地問題のことだけではなくて、
67年経った今も戦争の傷(PTSD)を抱えている人がたくさんいて、
彼らの子どもの中には精神障害を追って生まれた人もいる。
不発弾が毎日のように処理され、
ガマフヤーの具志堅さんが遺骨を掘り続け
新聞に沖縄戦の記事が載らない日はない。(こんなの内地では考えられない)
そんな沖縄戦を知ることは、沖縄が抱えている問題を知ることにつながり
自分自身の生き方さえも変えるものになると私は思っています。
戦争で夢も青春も取り上げられた若者たちがいたこと。
今ある平和は彼らの犠牲の上にあるわけだから、
私たちにできるのは毎日を一生懸命生きること。
今日、8月15日は平和に感謝し、懸命に生きる日。
前置きが長くなりましたが、
那覇のコミュニティFM・タイフーンFMにて、
朝と夜、共に10時からラジオドラマ「ニイナとオジィの戦世」が放送になります。
元鉄血勤皇隊、看護隊の方々にインタビューし、
その証言と彼らの監修の元に書きあげた物語です。
沖縄戦入門のようなドラマです。
ぜひお時間のある方、聞いてみてください。