台湾の新竹地方裁判所を見学しました | 新見の弁護士☆ブログ

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弁護士大山知康のブログです。平成24年10月1日に「弁護士法人ゆずりは」を開設し,新見市の事務所の名称を「ゆずりは新見法律事務所」としました。また,同年11月1日に「ゆずりは美作法律事務所」を設立しました。両事務所とも市内唯一の法律事務所です。

先日、岡山弁護士会の姉妹弁護士会の台湾の新竹弁護士会に表敬訪問をしました。司法制度の研修や施設見学をさせていただきました。

下の写真は、ショッピングモールではなく、台湾の最高裁判所でもなく、台湾の新竹地方裁判所です。管轄人口はもう少し増えると思いますが、新竹市の人口は40万人です。
市民に身近で親しみやすい裁判所を目指して市民のための明るい大きな裁判所が今年建てられました。
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人口40万人の都市にこの裁判所を作れるのは、司法にかける予算の規模が違う、言い換えると国の中での司法への期待や影響力がまったく日本と違うことを痛感しました。

箱モノ行政と言われるように日本ではインフラだけ充実してても仕方ないと言われますが、インフラから始まるものもあることを痛感しました。
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ただ、新竹弁護士会が、岡山弁護士会を訪問した際に弁護士会館が裁判所とは別個に独立した会館があったことを参考に新竹弁護士会が台湾で初めて独自の会館を建設することになったことを聞いたのは交流の成果としてとても嬉しかったです。

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裁判所の中にこのような大きな会議室があります。

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法廷の壁紙が絵画なのも驚きました。

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裁判官に向けて書かれた文章(「どんな人の話も偏見なく聞きなさい」など。)が裁判官の対面の法廷の壁にあるのも、日本では考えられないことです。

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新竹を中心にした司法の歴史のコーナーがあるなど市民に向けての情報発信もしっかりされてました。

日本の最高裁の人達にも見学して欲しいです。