怒り | ランド爺の競伝老後日記です!  誰が老後やねん\(`o'") こら-っ

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競馬伝説Live!新潟鯖に生息しているイマイチ馬主の競伝軌跡!!
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いやいやミドリガメの煽りで新潟鯖でも指折りのスケベ大王のははさんが廻したようですねw


そしてミドリガメをGETしたようですw


さすが大富豪!!


おっと今日は競伝の話じゃなくて息抜きの音楽のエントリーだったww



この曲を初めて聴いたのは高校時代でした。

洋楽なので歌詞の意味も分かりませんでしたが心を鷲掴みにされたような気分だったことを覚えてます。


Bob Dylan - Hurricane


ポピュラーミュージック史上最も影響を与えたアーティストの1人、ビートルズと双璧を成す偉大なアーティスト!
ボブ・ディランの「ハリケーン」です。

当時は歌詞の内容も分からず、ハリケーンという題名で自然災害のハリケーンのことかと思っていました。

多くの被害をもたらすハリケーンへの怒りが感じられると・・・・


その後この曲の入ったアルバム(当時はLP版でしたが)を探して購入しました。

訳詞を見たらハリケーン違い・・・お恥ずかしい><


この曲は無実の罪で投獄(終身刑)されていたルービン・“ハリケーン”・カーターを題材にした曲だったんです。

1999年に映画化(日本は翌年公開)されていますので知っている方も多いと思います。

曲自体はルービンが投獄されている1975年に発表され、その後の再審で無罪が確定しますが、この曲が大きな役割を果たしたことは有名です。

もともとプロテストソングの神様と呼ばれていたディランの社会的不正に対する怒りが曲から感じられたんでしょうね。

歌詞が分からなくても伝わるものがあったということでしょう。


歌詞の中でディランはこう言っています。
この国に住んでいることが恥ずかしく感じられてしかたない
ここでは正義がゲームなのだ




ディラン最高の1曲だと思います。


是非ディランの怒りを感じてください。


訳詞

深夜のバーに銃声が鳴り響いた
パティ・バレンタインが上のホールから降りてくると
血溜りの中にバーテンが倒れているのが見えた
「なんてことなの!みんな殺されてるわ!」
これがハリケーンの物語の始まり
謂れなき罪の濡れ衣を着せられた男
彼は監獄に送り込まれたが
かつては世界チャンピオンになれる男だった

パティは三人の死体が横たわっているのを見た
そしてもう一人、ベローという男がそこから逃げ出そうとしていた
「オレが殺ったんじゃない」
ベローはそう言って両手を上げた
「オレはただレジの金を金を盗もうとしただけなんだ。
 な、わかってくれよ。
 オレはあいつらが逃げるところを見たんだ」
彼はそう言って立ち止まった
「オレたちのうち、どっちかがおまわりを呼んだ方がいいんじゃないか?」
そこでパティが警察に電話をかけた
赤いライトが煌いて警官たちが現場に到着した
ニュージャージー州の暑い夜だった

一方その頃、街の遠く離れた場所で
ルービン・カーターは友人たちとドライブしていた
ミドル級ランキング世界第1位のボクサーは
これからどんな馬鹿げたことが起きようとしてるのかまったく知らなかった
警官が彼の車を車道の端に寄せた
この前と同じだ その前もそうだった
パターソンの街ではいつもこうだ
もしもあんたが黒人だったら、外に出ないほうがいい
面倒なことに巻き込まれたくなかったらな

アルフレッド・ベローには仲間がいた
彼は警官たちに証言した
「オレとアーサー・デクスター・ブラッドリーはただうろついてただけだ。
 オレはミドル級の体格をした二人の男が逃げていくのを見た。
 やつらは州外のナンバープレートの付いた白い車に飛び乗って逃げた」
パティ・バレンタインもこの証言にうなづいた
警官が言った
「ちょっと待て。この男はまだ生きてるぞ」
警官は負傷している男を病院に連れて行った
この男はほとんど何も見えなかったのだけれど
警官はこの男が犯人を特定できるだろうと言った

朝の4時 ルービンは召喚された
彼を病院に連行し、二階の病室に入った
負傷した男は片方の目で彼を見上げた
「どうしてこの男をここに連れてきたんだ?
 この男じゃないぜ!」
これがハリケーンの物語
謂れなき罪の濡れ衣を着せられた男
彼は監獄に送り込まれたが
かつては世界チャンピオンになれる男だった

4ヵ月後 スラム街は熱気に包まれていた
ルービンは自身の名誉のために南アメリカで戦っていた
アーサー・デクスター・ブラッドリーがいまだに強盗をしている間も
警察はブラッドリーを締め上げた
罪を負わせる誰かを見つけなきゃいけないからね
「バーで起きた殺人事件を覚えているな?」
「お前は車が逃げていくのを見たと言ったな?」
「よく考えろ 協力した方が身のためだぞ」
「あの夜逃げて行ったのはあのボクサーだと思わないか?」
「お前は自分が白人だってことを忘れるなよ」

アーサー・デクスター・ブラッドリーは
「私には確かだと言えません」と言った
警官が言った
「お前もそろそろ足を洗えよ。
 モーテルの仕事を世話してやろう。
 友達のベローとも話はついてるんだ。
 もう刑務所には戻りたくないだろ?
 マトモな人になれよ。社会の役に立つんだぜ。
 あのクソ野郎はどんどんのさばっていきやがる。
 オレたちはあいつのケツの穴を掻き回してやりたいんだ。
 この三人を殺した罪をあいつに押し付けたいんだよ。
 あいつはジェームス・J・コーベットとは違うんだ」

ルービンは一発のパンチで相手をノックアウトできる
でも彼は決してそんな自慢話は好きじゃない
「それがオレの仕事。それで飯を食ってるんだ」と
「試合が終わったら オレはすぐに自分のやりたいことをするんだ。
 ちょっとしたパラダイスでね。
 そこの川には鱒が泳いでいて 空気がきれいなんだ。
 そしてオレは小道に沿って馬を走らせるんだよ」
しかし彼らはルービンを監獄に送った
男をネズミに変えようとする場所へ

ルービンの札にはすべてあらかじめ印が付けられていた
イカサマの裁判じゃ勝ち目はまったくなかった
裁判官はスラムから飲んだくれどもをルービンの証人として採用したが
白人から見れば彼らは革命的浮浪者にしか見えなかった
そして黒人から見れば彼らはイカレた黒ん坊にしか見えなかった
誰もがルービンが引き金を引いたことを疑わなかった
拳銃を証拠として提出することはできなかったのに
地方検事はルービンこそが犯人であると言った
そしてすべて白人で構成された陪審員たちは皆同意した

ルービン・カーターは不正な裁判にかけられた
罪状は”第1級殺人”だが、誰がその証言を信じるだろう
ベローとブラッドリーは二人とも露骨な嘘をついた
新聞はみんなその嘘に乗っかった
一部の愚かな人々の掌の上で
一人の男の人生が変える事なんて出来るのか?
明らかに彼がハメられるのを見て
この国に住んでいることが恥ずかしく感じられてしかたない
ここでは正義がゲームなのだ

すべての犯罪者がコートを着てネクタイを締め
マティーニを飲みながら朝日が昇るのを見ることができる
ルービンがお釈迦様のように10フィート四方の独房に座っているのにな
罪なき男は生き地獄
それがハリケーンの物語
彼の汚名が晴れるまで終わらない
彼に時間を返してやってくれ
彼は監獄に送り込まれたが
かつては世界チャンピオンになれる男だった


訳詩:ださいおさむ

参考:http://hanimaru.blog1.fc2.com/blog-entry-462.html